2014年08月01日(金)
奥日光−刈込湖
 4月以降、時々は遠出の機会があったのですが、いずれも天気には恵まれず、山を遠望することはできませんでしたので、だいぶご無沙汰してしまいました。
 梅雨が明け、山の相棒と奥日光の秘境的な湖を訪れました(2014年7月30日)。今の時期、空は晴れているのですが、昼近くにもなると、遠方の山は霞んでほとんど見えません。というわけで間近な山の写真です。

 奥日光の山王林道を北から南に向かっていました。峠に着いたので「山王峠」と思い、道案内のない登山道に入りました。実はこの道は於呂倶羅山(おろぐらやま)へのルートでした。藪漕ぎして登りついた岩峰に立ったら、眼下にすり鉢状の窪地が見えました。この岩峰は地図上の1789mのピークでした。下の写真はこのピークから眺めた涸沼のある窪地です。背後の山は1901mのピークと三岳(みつだけ)です。涸沼への下り口のある「山王峠」は左の矢印下の辺りでした。


 日光湯元〜刈込湖・切込湖〜光徳牧場のハイキングコースの途上にある「山王峠」には立派な道標がありました。そこから涸沼へ下りました。涸沼は今の時期は水はありません。背後の山は於呂倶羅山(おろぐらやま)です。ちょうど、このハイキングコースを湯元から光徳へ遠足していた地元の小学生の大集団に出会いました。左側の行列はその一部です。


 於呂倶羅山の右側です。右側の山は山王帽子山(さんのうぼうしやま)です。ただし頂上は右のピークの向こう側で、ここからは見えません。中間に、間違えて登った1789mの岩峰が見えています。


 地図上の1789mの岩峰をクローズアップします。


 刈込湖(海抜1617m)です。東の切込湖と繋がっています。この湖は噴火によってできた堰き止め湖で、水が流出する沢がないとのことです。神秘的な雰囲気の漂う湖です。
2014-08-01 20:51
2014年04月22日(火)
笛吹川フルーツ公園から
 4月中旬、桃の花の見頃の時期にまたまた笛吹川フルーツ公園へ出かけました(2014年4月15日)。春のかすみのために山の姿は鮮明ではないが、甲州市、山梨市のあちこちにある桃の果樹園が一面のピンクに染まっています。

 フルーツパークから眺めた富士山です。


 この日はちょうど満月の日。午後8時20分頃です。中央付近の山の麓に「大」に字が見えます。笛吹市一宮の大文字焼きです。今の時期は電灯を使っているようです(8月は文字通り火の文字とのことです)。3月29日に始まり今日4月15日が最後の日とのことでした。なおこの頃、富士山はかすみにつつまれ見えてません。


 「大」の字を中心にして、少しクローズアップします。午後8時40分頃です。


 「大」の字を拡大します。左は8時20分頃、右は8時40分頃です。右の「大」の字が2重になっていました。


 翌朝の日の出です。太陽は石丸峠から出てきました。緯度、経度から計算される当日の日の出時刻は 5:15 ですが、石丸峠から陽が出てきたのは 5:30 頃でした。残念ながら、かすみが深く、朝日を受けた山の姿はほとんど望めませんでした。

2014-04-22 12:23
2014年03月24日(月)
西伊豆の達磨山から
 沼津市と伊豆市との境界にある達磨山(だるまやま 982m)に登りました(2014年3月19日)。頂上は360度の展望が開けているのですが、この日は曇り空、遠望はまったくなく、霞んだ伊豆の山々がかろうじて眺められるだけでした。空気が澄んでいれば富士山や南アルプスの連山が眺められるはずなのに、残念!

 北やや東寄りに駿河湾の奥、江浦湾と内浦湾の境の淡島(あわしま)が見えます。このあたりは沼津市です。背後の山は鷲頭山(わしずやま)、大平山(おおひらやま)、大男山(おとこやま)、発端丈山(ほったんじょうやま)です。本来ならこれらの向こうに箱根の山々が見えるはずなのですが。
 左側、手前の山を取り巻く道路は西伊豆スカイランで、戸田峠に通じます。


 西やや北寄りの谷あいに戸田港が見えます。駿河湾の向こう岸は霞んで見えませんでした。右手の山腹の道路は戸田峠から戸田港へ下りる県道18号修善寺戸田線です。


 南東方面に天城山が望めます。天城山は連山の総称で、最高峰の万三郎岳(ばんざぶろうだけ)、万二郎岳(ばんじろうだけ)、遠笠山(とおがさやま)等の山々から構成されます。右端のピークの登り尾の下に天城峠があります。万三郎岳の右の小岳は戸塚山とも呼ばれます。馬の背は、万三郎岳と万二郎岳の中間のピークで、万二郎岳はこの背後となります。
 中央やや右寄りに見える真っ白なものは伊豆市天城ふるさと広場の天城ドームです。


 南方面です。魂ノ山(こんのやま)、ミソウ台、仁科峠(にしなとうげ)、後藤山、猫超岳(ねっこだけ)は、伊豆山稜線歩道が通っています。長九郎山はこれらよりずっと遠方の山です。
 笠蓋山(かさぶたやま)と大野山は西伊豆町の山です。本来ならこれらの山の背後は海なのですが。
 手前の山腹を通っている道路は西伊豆スカイラインで、土肥峠へ通じます。左手の山の上の建物は平和寺のようです。
2014-03-24 10:55
2014年02月21日(金)
再度フルーツ公園へ
 東京に大雪が降った3日後、通行止めとなっていた中央道が開通した日の午後、山梨市の笛吹川フルーツ公園に行ってみました(2014年2月11日)。今の時期、山々の連なりがとても明瞭に望めます。嬉しくなるほどはっきりと山の姿が見えます。前回と同じ山々の遠望です。

 フルーツ公園の一番高いところ(足湯や“恋人の聖地”のあるところ、標高580m程度)から眺めた大菩薩から笹子の方面です。背景が青空ではないのが残念ですが、午後4時頃で陽の光があたり、山容がよくわかります。小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、黒岳、大谷ヶ丸、滝子山は小金沢連嶺の山々です。宮宕山(大滝山とも)、棚横手山、高尾山(甲州高尾山)は手前の日川尾根、日川尾根から派生した尾根の山々です。米沢山と笹子雁ヶ腹摺山の間の下を中央線や中央道の笹子トンネルが通っています。
 滝子山の標高(1615m)は最高地点です。三角点の標高は1590mです。


 笹子雁ヶ腹摺山の右山腹から富士山方面です。御坂峠、御坂黒岳、釈迦ヶ岳、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳は御坂山塊の山々です。岩崎山(日影雁ヶ腹摺山)、京戸山、達沢山、大栃山は手前の山々です。下端中央左寄りから斜め右へ延びる直線的な白い帯は笛吹川です。
 京戸山(きょうどさん)は、1430mのピークの東寄りのピーク(1439m)を頂上とみることもあるようです。
 大栃山は地元の笛吹市から見ると形のよい山で「黒駒富士」とも呼ばれているようです。


 大鹿峠(おじかとうげ)方面を中心に拡大します。大鹿峠の鞍部は手前の山の背後になり、見えません。
 滝子山と浜立山の中間の下、白い斜面の中ほどにJR中央線の勝沼ぶどう郷駅があります。


 大鹿峠と御坂峠の間を拡大します。
 大鹿峠の右の三角形が3つ重なったような3つの峰はお坊山、トクモリ、米沢山(矢平(やだいろ)とも)と呼ぶのが標準的のようです。お坊山東峰(1421m)はお坊山の背後になります。
 雲母山(うんもさん)の左後方の本社ヶ丸(ほんじゃがまる)はJR中央線の笹子駅と三ッ峠山(京戸山の背後です)の中間付近にある山です。
2014-02-21 09:46
2014年02月14日(金)
笛吹川フルーツ公園から
 またまた笛吹川フルーツ公園に行ってみました(2014年2月5日)。石丸峠から滝子山まで小金沢連嶺がほぼ南北に連なり、大菩薩湖からやや西寄りの南へ流れる日川にほぼ並行に日川尾根が連なっていますが、この日は周囲の山々がシルエットだけでなく、山腹まで明瞭に眺めることができました。

 フルーツ公園の駐車場の端からの眺めです。大菩薩嶺から大菩薩峠にかけての尾根が白く目立ちます。小金沢山から牛奥ノ雁ヶ腹摺山を経て黒岳までの稜線は標高が2000m前後ありますので日川尾根の上に見えていますが、そこから南側は標高が1800m以下なので手前の日川尾根に隠されて所々しか見えません。宮宕山(大滝山とも)、棚横手山(大富士見台とも)は日川尾根から南西に延びる尾根上にあります。


 大菩薩の山々と小金沢連嶺の南部です。遠方から見ると、小金沢山も黒岳も目印となるようなピークではありません。源次郎岳は日川尾根の中心的な山です。日川尾根上の1535mのピークは源次郎岳、嵯峨塩鉱泉への分岐点です。


 大谷ヶ丸、滝子山は北小金沢連嶺の山に属します。滝子山の標高(1615m)は三角点の標高(1590m)でなく最高点の標高です。滝子山のほぼ下(やや右寄り)の山ぎわの白い斜面上にJR中央線の勝沼ぶどう郷駅があります。


 大菩薩峠から大菩薩嶺の間を拡大しました。親不知ノ頭(おやしらずのかしら)の標高は約1950mです。拡大すると(画面上で2回クリック)大菩薩峠にある山小屋、介山荘が何とか確認できます。


 大菩薩峠から熊沢山を越えたところにある石丸峠と、その先の鞍部の狼平です。

2014-02-14 13:54
2014年02月11日(火)
みさか桃源郷公園から
 みさか桃源郷公園を訪ねました(2014年2月5日)。釈迦堂PAから4kmほどしか離れてないので、遠方の山々の姿は釈迦堂PAから見たのとだいたい同じですが、手前の山々の位置がずれて、南アルプスと奥秩父の山々を望むにはなかなかよいところです。

 南アルプスの山々です。ここからは塩見岳は手前の櫛形山の背後になって見えません。蝙蝠岳(こうもりだけ)は塩見岳から南東に延びる尾根上の山です。


 甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)です。右側の大岩山は甲斐駒ヶ岳の八丁尾根の山、黒戸山は黒戸尾根の山です。駒津峰、双児山(ふたごやま)は甲斐駒ヶ岳から南西へ延びる尾根上(北沢峠との間)の山です。燕頭山(つばくろあたまやま、つばくろやま)は麓の御座石鉱泉と地蔵岳の間の山です。


 白峰(しらね)三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)とその南です。中白峰(なかしらね)は中白根山とも。間ノ岳−農鳥岳−広河内岳−大籠岳(おおこもりだけ)は山梨、静岡県境です。
 辻山から延びている尾根上、間ノ岳のほぼ下(わずかに右)に夜叉神峠があります。農鳥岳の下のピークは大唐松山(2555m)で、農鳥岳から東に延びる大唐松尾根上の山です。


 荒川岳(悪沢岳、千枚岳)と赤石岳です。聖岳は広義には西峰(前聖岳 3013m)と東峰(奥聖岳 最高点2782m)と小聖岳(2662m)を総称します。赤石岳、聖岳は静岡、長野県境です。保利沢山は山梨、静岡県境です。別当代山(べっとうしろやま)は、山梨、静岡県境の転付峠(でんつくとうげ、伝付峠とも)の近く、山梨県の山です。


 奥秩父の山々です。釈迦堂PAからは金峰山の頂上付近しか見えませんでしたが、ここからは金峰山の全容を眺めることができます。


 金峰山から国師岳(国師ヶ岳)までです。金峰山−鉄山−朝日岳−国師岳は山梨、長野県境です。


 国師岳、北奥千丈岳から黒金山に至る石楠花新道の尾根、黒金山、乾徳山です。大ダワはトサカと黒金山の間の鞍部です。笠盛山は黒金山と乾徳山の中間のピークです。


 黒金山と乾徳山は山梨市の山、破風山(東破風山)−西破風山−雁坂嶺−雁坂峠−水晶山−古礼山は山梨県と埼玉県の境界です。拡大すれば古礼山の背後の水晶岳が確認できます。倉掛山は山梨市と甲州市の境界にあります。


 みさか桃源郷公園の近くの「ももの里温泉」を訪ねました。そこの露天風呂からは桃源郷公園から眺めた南アルプスの景色を眺めることができました。
2014-02-11 11:30
2014年02月08日(土)
釈迦堂PAから
 東京地方に少しだけ雪が舞った翌日、素晴らしい晴天となったので甲州市方面に出かけてみました(2014年2月5日)。例によって釈迦堂PAに入り、遺跡博物館へ通じる階段を上りきったところから周囲を見渡しました。空気が澄んでいて山々の重なりから里の建物まで、嬉しくなるほど鮮明に見えます。

 南アルプスの山々です。3000m級の尾根は真っ白です。右手手前の大蔵経寺山(だいぞうきょうじやま)は甲府市と笛吹市の境にあります。櫛形山は甲府盆地の西に位置する南アルプスの前衛の山です。櫛形山の標高(2053m)は最高点です。櫛形山の三角点(2051.7m)のあるところは少し左となります。


 鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)から甲斐駒ヶ岳を経て、鋸岳までです。山の遠近関係がはっきりわかります。


 白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)から塩見岳までです。間ノ岳−西農鳥岳−農鳥岳−広河内岳(ひろごうちだけ)−大籠岳(おおこもりだけ)の尾根は静岡県と山梨県の県境です。塩見岳は静岡県と長野県の県境にあります。右端の辻山は夜叉神峠から鳳凰三山への縦走路の途中のピークです。


 間ノ岳〜北岳の付近を、手前の尾根が明瞭になるように画像処理してみました。北岳の手前の尾根が夜叉神峠から辻山への尾根です。中白峰(なかしらね)のほぼ下のピークが大崖頭山(おおがれあたまやま)です。標高2203mは最高点です。三角点の標高は2182mです。夜叉神峠の小屋のあるところは標高1790mとのこと、本来の峠(1770m)はその少し左の鞍部のようですが、小屋の前の「夜叉神峠」の標識は“1770m”となっています。


 塩見岳から聖岳までです。櫛形山の背後に白い頂上がちょっぴり見えている蝙蝠岳(こうもりだけ)、およびその左の徳右衛門岳は塩見岳から南東に延びる枝尾根上の山です。悪沢岳(荒川東岳とも)と千枚岳は荒川岳を構成する山です。聖岳(ひじりだけ)の白い山頂がわずかに見えます。赤石岳−聖岳は静岡県と長野県の県境です。左端の這松尾(はいまつお)は山梨県と静岡県の境界近く、山梨県早川町の山です。


 奥秩父方面です。金峰山から雁坂嶺までよく見えます。左側の水ヶ森、ソッタ頭は甲府市と山梨市の境界にあります。一ツ木山は境界より少し山梨市寄りにあります。


 金峰山から国師岳(国師ヶ岳)です。拡大すれば金峰山の五丈岩がわかるでしょう。手前の山、小楢山と大沢ノ頭(大沢山)は山梨市牧丘町の山です。


 国師岳から乾徳山(けんとくざん)までです。国師岳から黒金山に至る石楠花新道は、北奥千丈岳、トサカ、大ダワを通ります。


 黒金山から破風山までです。拡大すれば、甲武信岳(甲武信ヶ岳)のピークがはっきりわかります。甲武信岳は山梨(甲州)、埼玉(武州)、長野(信州)の境界点にあります。甲武信岳−木賊山−破風山の尾根は山梨県と埼玉県の県境です。黒金山と乾徳山は山梨市三富町にあります。


 破風山から古礼山までです。古礼山の頂上付近の雪を被った尾根が見えます。雁坂嶺と古礼山の間の鞍部が雁坂峠ですが、手前の尾根に遮られて見えません。手前の尾根は甲州市の扇山から1250m峰、滑沢山(なめざわさん)を通り、坂脇峠へ続く尾根です。

 
2014-02-08 15:54
2014年02月02日(日)
大観山と十国峠から
 仁科峠−猫超岳のハイキングの前日は、湯ヶ野温泉の由緒ある“伊豆の踊子の宿”「福田家」に泊まりました。湯ヶ野に行く途中、トーヨータイヤターンパイク(以前の箱根ターンパイク)の終点にある「TOYO TIRES ビューラウンジ」(以前のドライブイン大観山)と伊豆スカイラインの入口にある十国峠レストハウスに立ち寄りました(2014年1月28日)。晴れてはいたのですが猛烈な風が吹いていました。

 大観山のビューラウンジから望む富士山と芦ノ湖です。右遠方に、かなり霞んでいますが愛鷹(あしたか)山塊が盛り上がっています。愛鷹山と位牌岳(いはいだけ)、越前岳のピークが確認できます。右手には箱根山の駒ヶ岳と神山、上二子山と下二子山、いずれも中央火口丘の山々です。芦ノ湖は中央火口丘と外輪山の間にできた堰止湖とのことです。


 十国峠のレストハウス前からの富士山と愛鷹山塊です。愛鷹山と袴腰岳(はかまごしだけ)の中間のピークを馬場平といいます。越前岳(1504m)は愛鷹山塊の最高峰、位牌岳は第2峰です。


 十国峠から眺める富士山のクローズアップです。ほぼ正面に宝永火口が大きな口を開けています。ジグザグの登山道がいくつも見えます。

2014-02-02 10:15
2014年01月31日(金)
仁科峠展望台より
 伊豆半島の仁科峠(にしなとうげ 標高896m)から猫超岳(ねっこだけ 1034.7m)に登りました(2014年1月29日)。岩や石もなく、雪もなく、ぬかるみもなく、歩きやすいハイキングコースでした。峠から少し登った展望台から箱根、富士山、南アルプスの山々を見渡すことができました。以下は仁科峠展望台からの写真です。

 伊豆のなだらかな起伏の地形の上にそびえる富士山が真っ先に目に飛び込んできます。左手遠方の山は天子山塊の毛無山です。位牌岳は愛鷹(あしたか)山塊の山です(最高峰の越前岳(1504m)は背景の富士山と融合してほとんどわかりません)。御正体山(みしょうたいやま)は道志山塊の最高峰です。
 伊豆の山間を通っている道路は西伊豆スカイラインの延長道路(県道411号西天城高原線)です。左端下の青い小さな四角は風早峠の道路案内板です。


 富士山をクローズアップします。コントラストを改善しました。1707年の宝永大噴火跡の宝永火口がよくわかります。北側の山梨県側から見るより雪はずっと少ないです。


 富士山の右側で目立つのは箱根山(神山と駒ヶ岳)です。


 富士山の左の方には、南アルプスの山々が連なっています。毛無山と富士山の間に八ヶ岳が見えてよいのですが、この日は霞んでいました。左端の大無間山(だいむげんざん)は南アルプス深南部の山、南アルプスで一等三角点をもつ山はこの山と甲斐駒ヶ岳、赤石岳、黒法師岳の4山のみとのことです。
伊豆半島から南アルプスの山々をほとんどすべて眺めることができ、感動しました。


 鳳凰三山(観音岳、薬師岳、地蔵岳)、甲斐駒ヶ岳、白峰(しらね)三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)の付近をクローズアップしてコントラストを改善しました。観音岳は鳳凰三山の最高峰です。


 北岳から塩見岳です。左端は悪沢岳の右側山腹です。


 荒川岳(悪沢岳(荒川東岳とも)、中岳、前岳)から光岳(でかりだけ)までです。聖岳(ひじりだけ)は前聖岳とも呼ばれます。奥聖岳の三角点の標高は2978mで、最高点が2982mです。悪沢岳に重なる手前の山は笊ヶ岳(ざるがたけ 2629m)、前岳と中岳に重なる手前の山は布引山(2584m)です。
 間ノ岳−塩見岳−赤石岳−聖岳−光岳は静岡県と長野県の県境です。間ノ岳−農鳥岳−笊ヶ岳−布引山は静岡県と山梨県の県境です。
 写真の手前は駿河湾です。


 南アルプスの深南部です。丸盆岳(まるぼんだけ)、黒法師岳(くろほうしだけ)の下の市街地は清水港です。
 前黒法師岳は黒法師岳と寸又峡温泉の間の山ですが、黒法師岳の反対側(西側)に前黒法師山(1782m)という山があります。


2014-01-31 21:34
2014年01月09日(木)
勝沼ぶどう郷駅前から
 正月の喧噪も過ぎ去り、天気もよかったので甲州市に出かけてみました(2014年1月7日)。空は快晴でも、風がないので甲府盆地はもやっとしており、遠方の山々はとても霞んでいました。

 JR勝沼ぶどう郷駅前の甚六桜公園からの眺めです。左寄り、目の前に広がる小高い丘は「勝沼ぶどうの丘」です。
 金峰山の山頂付近は白くなっています。
 文字通り真っ白な白峰(しらね)三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)はかなり霞んでいます。
 なお黒金山、小楢山、帯名山は山梨百名山に数えられています。


 右端の黒金山(くろがねやま)、乾徳山(けんとくざん)は山梨市三富(みとみ)にあります。
 国師岳、朝日岳、鉄山、金峰山は山梨・長野県境の奥秩父の主脈に、北奥千丈岳は県境よりわずかに山梨県寄りにあります。


 金峰山の付近の望遠写真です。コントラストを改善しました。金峰山の山頂付近の五丈岩が認められます。


 小楢山(こならやま)、大沢ノ頭(大沢山頭)、妙見山(差山)、一ツ木山(ヒトツギ頭)は山梨市牧丘町にあります。妙見山(差山)は、地理院地図に「差山」と記載されている三角点のあるピークです。妙見山の山頂標識のあるピーク(1224m)は三角点ピークの向こう側です。
 水ヶ森、帯名山は山梨市と甲府市の境界をなす尾根あります。最初の写真の棚山はこの尾根の延長上ですが、山梨市と笛吹市の境界上となります。
 手前の勝沼ぶどうの丘の看板「ぶどうの丘」が確認できます。


 屋外に展示されている電気機関車の脇を通って、南アルプスと甲府盆地が見渡せる場所に移ってアルプスの山々をとらえました。山の輪郭が明瞭になるよう、コントラストを改善しました。白峰三山、鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)、荒川岳のひとつ、悪沢岳(荒川東岳)はわかりますが、悪沢岳の左にあるはずの赤石岳はほとんど見えません。


 なお、勝沼ぶどう郷駅前の「鉄道遺産記念公園」にはEF64形電気機関車が静態保存されています。またすぐ近くに大日影トンネル遊歩道(全長1376m)があります。下の写真の右のトンネルが遊歩道になっています。その左はちょうど下り電車が出てきたところ、一番左が上り線のトンネルです。

2014-01-09 15:58
2013年12月17日(火)
笛吹川フルーツ公園から
 山梨市の笛吹川フルーツ公園を訪れました(2013年12月12日)。翌朝、フルーツ公園の上にある“ほったらかし温泉”で露天風呂に浸かって日の出を待ちました。快晴だろうと思っていたのですが、太陽が出る辺りから富士山の方面にかけて雲がたなびいていました。明瞭な日の出の瞬間はわかりませんでしたが、薄い雲が鮮やかなオレンジ色に染まり、日の出を拝むことができました。

 夕暮れ時にフルーツ公園のホテルから眺めた大菩薩嶺から大菩薩峠です。雷岩、妙見ノ頭(みょうけんのかしら)が夕日に映えています。


 小金沢連嶺の稜線上の大谷ヶ丸と滝子山だけが夕日に照らされています。高尾山は勝沼ぶどう郷駅の裏手の山です。甲州高尾山とも呼ばれます。手前は甲州市勝沼の市街地です。


 富士山西面(右側)が最後の夕日を受けて輝いています。御坂黒岳、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳は御坂山地の稜線(富士河口湖町と笛吹市の境界)上の山々です。釈迦ヶ岳と大栃山は甲府盆地寄りの山で、笛吹市にあります。


 日の出の時は富士山に雲はかかっていなかったのですが。富士山の左手は逆光となるので富士山の右手を撮りました。節刀ヶ岳、鬼ヶ岳、王岳、三方分山(さんぽうぶんざん)は御坂山地の稜線上の山々です。三方分山は、その名の通り、山域が甲府市、富士河口湖町、身延町の3つの区域に分けられています。釈迦ヶ岳は笛吹市の釈迦ヶ岳とは別の山で、この釈迦ヶ岳は甲府市と市川三郷町の境界にあります。毛無山は、同名の山が河口湖の近くにありますが、この毛無山は山梨県身延町と静岡県富士宮市の境界線上の天地山地に属する山です。毛無山の右にとがったピークが見えますが、地理院地図に“1904”と記されている無名のピークのようです。


 フルーツ公園のホテルから午前8時頃に眺めた大菩薩、小金沢連嶺の稜線上の山々です(湯ノ沢峠と大鹿峠の鞍部は手前の山に隠されて見えません)。石丸峠から湯ノ沢峠までの稜線を(北)小金沢連嶺、湯ノ沢峠から滝子山に到る稜線は南小金沢連嶺と呼ばれるようです。南小金沢の稜線は、大谷ヶ丸の付近を除いて手前の山々(宮宕山や1490m、1414mのピーク)に隠れて見えません。1414mは地理院地図に1413.6と記されているピーク、1490mは嵯峨塩鉱泉の西のピークで、標高は地図の等高線からの推測です。
 ホテルの附属建物の屋根の尖端の左、平地にぽっこりと盛り上がっている丘陵地は、塩山の地名の由来になった塩ノ山(553m)です。

山名の読み
牛奥ノ雁ヶ腹摺山:うしおくのがんがはらすりやま、川胡桃沢ノ頭:かわくるみざわのかしら、白谷丸:しらやまる、宮宕山:みやごさん、大谷ヶ丸:おおやがまる、浜立山:はまたてやま、米沢山:よねざわやま
2013-12-17 20:35
2013年12月02日(月)
八ヶ岳PA(上り)から
 翌朝は曇り、天気予報では午後から雨。「湯みち街道」の最後の2kmほどは標高1800mほどあり、路面には押し固められて凍った雪がそろそろ付きはじめていました。里が雨ならこの辺りは雪でしょう。まだ夏タイヤなので早々に帰途につきました(2013年11月25日)。途中、中央道上りの八ヶ岳PAに立ち寄りました。曇り空のもとでしたが、南アルプス北部の山々を望むことができました。

 鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)と北岳です。真っ白な北岳が目立ちます。高嶺(たかみね、たかね?)と赤薙ノ頭(あかなぎさわのかしら)は早川尾根(甲斐駒ケ岳と鳳凰山をつなぐ稜線)上のピークです。


 甲斐駒ヶ岳と鋸岳です。鋸岳はギザギザしている岩山で、いくつものピークがありますが、矢印は標高2685mの最高峰(第1高点)です。烏帽子岳は、甲斐駒ヶ岳−鋸山−編笠山の稜線の少し手前に、大岩山はもっと手前にある山です。なお編笠山(2514m)は八ヶ岳南部の編笠山(2524m)とは別の山です。


 地蔵岳と観音岳をクローズアップします。コントラストを改善しました。地蔵岳山頂のオベリスクは特徴的な岩石の尖塔です。
2013-12-02 09:54
2013年12月01日(日)
湯みち街道入口付近から
 八ヶ岳エコーラインの新井上交差点から奥蓼科に通じる県道191号「湯みち街道」に入った辺りから八ヶ岳を見渡しました(2013年11月24日)。八ヶ岳の西側、午後は陽のあたる側なので、眺めるのによい時間帯です。

 八ヶ岳の南部です。ここからは西岳と編笠山がほとんど重なっています。赤岳が阿弥陀岳の左側にきています。横岳の左側に大同心(「原村から八ヶ岳」参照)の岩峰が認められます。


 主峰の赤岳と阿弥陀岳をクローズアップします。


 天狗岳(西天狗岳)の方面です。根石岳と箕冠山(みかぶりやま)の鞍部に根石山荘が見えます(画像上で左クリックして拡大してみてください)。


 ちょっと先に進んだところから蓼科山が望めました。
2013-12-01 09:18
2013年11月30日(土)
原村から八ヶ岳
 南諏訪ICから八ヶ岳ズームラインを約2km、御射山(みさやま)交差点の次の交差点を左折して北へ、分杭(ふんくい)交差点方面に向かう道路に入りました(2013年11月24日)。このあたりの道路は、平坦で広大な畑地の中のを行き、電柱や電線がなく、八ヶ岳のパノラマが楽しめます。しかしのんびりと駐車できるようなところがないことが残念です。

 左折して1kmほどの所から八ヶ岳を眺めました。八ヶ岳の南部から中部までが一望できます。西岳の背後にわずかに見えている尖ったピークは権現岳(2715m)でしょう。立場岳(たちばだけ)は阿弥陀岳の南陵にある山です。横岳の山頂はギザギザの小ピークがいくつもありますが、奥の院がある“無名峰”が最高の2829mです。その少し南の三叉峰(さんしゃほう)の標高は2825mです。天狗岳(2646m)は西天狗岳です。その背後に東天狗岳(2640m)がちょっぴり見えています。根石岳の右手前の山は箕冠山(みかぶりやま 2590m)です。天狗岳の西尾根上の2つのピークは通称第1展望台、第2展望台と呼ばれているようです。 [2014年11月3日訂正]


 赤岳、横岳、硫黄岳を拡大します。横岳の大同心(大童心)の岩壁が、そのすぐ右に小同心(小童心)の岩壁が写っています(画像の上で左クリックして拡大するとよくわかるでしょう)。
 赤岩ノ頭(あかいわのあたま)は、赤岳鉱泉から硫黄岳へのルートの途中、尾根に出たあたりのピークです。峰ノ松目(みねのまつめ)は硫黄岳から赤岩ノ頭を通って延びる稜線上のピークです。
2013-11-30 10:03
2013年11月29日(金)
八ヶ岳PA(下り)から
 連休終りの夕方、中央道の上りは渋滞すること必至なので、その日は奥蓼科の渋御殿湯に一泊することにしました。南諏訪ICに向かう途中、八ヶ岳のちょうど南に位置する八ヶ岳PAに立ち寄りました(2013年11月24日)。

 このパーキングエリアから眺める八ヶ岳は三ツ頭と権現岳、編笠山です。権現岳は東峰と西峰の双耳峰で、西峰をギボシと呼びますが、単に権現岳という場合には東峰を指します。ギボシは、西ギボシと対比するときには東ギボシと呼ばれるようです。西ギボシの標高は、国土地理院の地図から推測すると2650m程度でしょう。


 一方、東方を望むと、金峰山(きんぷさん)と瑞牆山(みずがきやま)が見えます。金峰山と小川山は山梨県と長野県の県境にあります。拡大する(画像上で左クリック)と金峰山の山頂に突き出ている五丈岩がわかります。
2013-11-29 10:31
2013年11月28日(木)
境川PAから
 釈迦堂PAから約10キロほど西の境川PAにも立ち寄りました(2013年11月24日)。白峰三山の稜線まで30キロ余に近づいたので、少し明瞭になったような気がします。パーキングエリアの中ほどからは照明のポールが目障りですが、パーキングの入口付近からは前景に邪魔物が入らず、南アルプスの山々を眺めることができます。ただし赤石岳は手前の櫛形山の背後に入ってしまいます。また本来なら八ヶ岳も眺めることができるようですが、遠方は霞んで見えませんでした。

 甲斐駒ヶ岳から間ノ岳までです。鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)が間近になりました。辻山からの稜線上、北岳の手前の山は大崖頭山(おおがれあたまやま 2186m)です。この稜線をさらに左に下がると夜叉神峠に到ります。


 鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)です。地蔵岳山頂のオベリスクがはっきりわかるでしょう。右側下の樹木のないところが甘利山(1731m)でしょう。


 白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)です。中白峰(なかしらね)は中白根山とも呼ばれます。農鳥岳の手前の山は櫛形山(2052m)の北側の山腹です。
2013-11-28 21:21
2013年11月27日(水)
釈迦堂PAから その3
 所用で南アルプス市を訪れるときに、好天でしたので早めに家を出て釈迦堂PAに立ち寄りました(2013年11月24日)。中央道下りの釈迦堂PAからは遺跡博物館に向かう階段を少し上がれば、南アルプスと奥秩父のパノラマが楽しめます。惜しむらくは、無風でしたので、遠方が霞んでいました。以前と同じような写真ですが。

 南アルプスの山々です。甲斐駒ヶ岳から鳳凰(ほうおう)三山、白峰(しらね)三山を経て荒川岳(悪沢岳)、赤石岳、聖岳まで望めます。聖岳は白い山頂がわずかに見えるだけですが。


 甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)です。以下の写真はコントラストを改善しました。


 白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)です。中白峰(なかしらね)は中白根山とも呼ばれるようです。


 荒川岳(悪沢岳)、赤石岳、聖岳です。荒川岳は悪沢岳(東岳とも)、中岳、前岳の総称で、主峰は悪沢岳です。千枚岳を含めることもあります。


 奥秩父方面です。北奥千丈岳は奥秩父山塊の最高峰です。その少し北の国師岳(こくしだけ)は国師ヶ岳とも呼ばれ、長野県と山梨県の県境にあります。木賊山(とくさやま)は甲武信岳(こぶしだけ 2475m、甲武信ヶ岳とも)の少し東より南にあるピークです。甲州、武州、信州の3県の境界にある甲武信岳のピークは手前の山の背後となり確認できないようです。甲武信岳、木賊山、西・東破風山、雁坂嶺の稜線は埼玉県と山梨県の県境です。なお単に破風山(はふうさん)と言う場合には西破風山を指します。

2013-11-27 13:51
2013年11月17日(日)
白河市から那須連山
 用事があって白河市を訪れました。晴天だったので時間の合間に、JR白河駅に隣接している、小峰城のある城山公園を訪れました(2013年11月14日)。那須は栃木県、白河は福島県ですが、白河市は那須連山のすぐ東側にあることに気がつきました。城山公園からは那須の山々から福島県の旭岳(甲子旭岳 かしあさひだけ)の方面までが間近に見えます。残念ながら小峰城は2年前の大震災で石垣が各所で崩落し、現在復旧工事中で、城のある高台に入ることはできず、那須の茶臼岳から甲子旭岳までのパノラマを望むことはできませんでした。

 城山公園の駐車場近くから眺めた那須連山です。南月山(みなみげつさん)から茶臼岳、朝日岳(那須朝日岳)、三本槍岳までです。朝日岳の近くに標高1900mのピークがありますが、名前はなく“1900m峰”と呼ばれているようです。この稜線は南北に連なっており、三本槍岳が栃木県と福島県の県境です。


 三本槍岳の右手に(北に)、福島県の旭岳(赤崩山(あかくずれやま)とも)から大白森山(おおしろもりやま)の稜線が続いています。旭岳と大白森山の間の鞍部に甲子峠(かしとうげ)があります。


 茶臼岳と朝日岳の付近を拡大します。画像処理を施しコントラストを向上させました。2段階拡大(画像の上で左クリック2回)すると那須ロープウェイの山頂駅がわかるのですが・・・。


 近くに「日本最古の公園」と言われている南湖公園があります。南湖の湖畔からは、那須連山(黒尾谷岳(くろおやだけ)、白笹山(しらささやま)、南月山、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳)から甲子旭岳まで一望することができました。
2013-11-17 16:30
2013年11月12日(火)
大渚山の東峰から
 山の親友と一緒に、長野県の北西端、小谷村の小谷温泉山田旅館に泊まって、翌日に湯峠(1278m)から大渚山(おおなぎやま)に登りました(2013年11月8日)。急登の連続でしたが山用の杖2本を使って登り、1時間ほどで東峰(1270m)に到着しました。360度の展望が楽しめました。30分ほどして大渚山の山頂(1266m)標識のすぐ近くにある展望台に着いた頃には白馬三山の山頂付近は雲に隠されてしまいました。以下は東峰から撮影したものです。

 まずは間近にそびえる雨飾山の威風ある山容が目に入ります。迫力ある前沢奥壁が真正面に望めます。雨飾山の右手は金山、天狗原山に連なっています。雨飾山、金山、天狗原山は長野県と新潟県の県境にあります。昼闇山(ひるくらやま)は新潟県糸魚川市に、妙高山は新潟県妙高市にあります。


 東ないし東南方面の山並です。妙高山と地蔵山は妙高市に、乙妻山(おとつまやま)と高妻山(たかつまやま)は新潟・長野県境に、戸隠山と西岳(戸隠西岳)は長野市にあります。北信州の名山のひとつ、黒姫山(2053m)はちょうど地蔵山(2073m)に遮られているようです。西岳にはいくつものピークがあり、鎖場連続の狭い稜線のようです。
 乙妻山と高妻山の手前の山は堂津岳(1927m)です。


 西南ないし西には北アルプスの山々、後立山連峰が連なっています。白馬岳から白馬鑓ヶ岳の稜線はもう真っ白になっています。その左方に唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳が、さらに遠方に槍ヶ岳が見えます。白馬岳の右方は雪倉岳、赤男山(あかおとこやま)、朝日岳、五輪山、黒負山(くろふやま)に続いています。



 白馬三山(白馬岳(しろうまだけ)、杓子岳(しゃくしだけ)、白馬槍ヶ岳(しろうまやりがたけ))です。小蓮華山(これんげさん)は大日岳とも呼ばれるようです。


 唐松岳から爺ヶ岳、および槍ヶ岳です。唐松岳から東方に延びている尾根が八方尾根です。唐松岳の北の不帰嶮(かえらずのけん)は一峰、二峰北峰、二峰南峰、三峰などがあり、二峰北峰が標高2580mです。
 五竜岳からの尾根が遠見尾根です。
 鹿島槍ヶ岳は双耳峰で、南峰が2889m、北峰が2843mです。
 

 槍ヶ岳を望遠レンズで覗いてみました。槍ヶ岳の手前の山は唐沢岳(2632m)、奥穂高岳の手前の山は餓鬼岳(2647m)のようです。


 越後の名峰、妙高山です。中央の火口丘がはっきりわかります。

2013-11-12 20:56
2013年11月03日(日)
白根山ロープウェイ山頂駅から
 中禅寺湖から金精峠を越えて丸沼高原へ、付近は紅葉の最盛期でした(2013年10月28日)。白根山ロープウェイで標高2000mの山頂駅へ。山頂駅からは素晴らしい展望を望むことができました。ロープウェイの切符を買うときは往復1900円は高いなぁと思いましたが、それだけ払った価値はありました。

 ロープウェイ山頂駅の広場に出ますと眼前に日光白根山(奥白根山 2578m)がそびえていました。つい先日、初冠雪があったそうです。栃木県、群馬県以北にはこの白根山より高い山はありません。


 白根山の反対側には丸沼の北に位置する四郎岳の南尾根が長々と続いています。四郎岳の山頂右の谷あいに燧ヶ岳、尾根の左に至仏山、中ほどに雪を被った平ヶ岳が見えます(画像の上で左クリックして拡大を2回行ってください)。中央の三角形のピークは恐らく荷鞍山(にぐらやま)でしょう。


 至仏山から武尊山(ほたかやま)までの展望です。至仏山から笠ヶ岳の尾根は群馬県片品村とみなかみ町の境界にあります。朝日岳は群馬県みなかみ町の西に、谷川岳は群馬県と新潟県の県境にあります。武尊山は片品村、みなかみ町、川場村の境界にあります。
 ``朝日岳''は全国にたくさんありますが、上州の朝日岳です。


 燧ヶ岳は、柴安ー(しばやすぐら)、俎ー(まないたぐら)、ミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳の5つピークからなると言いますが、遠方から見ると柴安ーと俎ーの双耳峰です。
 手前に写っている斜めの線はロープウェイのワイヤーです。


 左端の、遠方の平らな山頂の山は苗場山(なえばさん)です。谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳(しげくらだけ)、武能岳(ぶのうだけ)は上越国境(群馬県・新潟県の県境)の山々です。朝日岳、烏帽子岳(えぼしだけ)のある稜線上の笠ヶ岳は、至仏山のある稜線上の笠ヶ岳とは別の山です。
 右の三角形のピークは恐らく、朝日岳の稜線上の大烏帽子山だろうと思います。


 武尊山(ほたかやま)は8つの峰からなっているとのことですが、ここから見えるのは主峰の沖武尊と、中ノ岳、家ノ串、剣ヶ峰、前武尊です。
 「ほたか」と聞くと北アルプスの穂高(ほたか)を連想するので「上州」を付けて呼ばれることが多いです。山名は日本武尊(やまとたけるのみこと)東征の故事に由来しているそうで、修験道の山であったとのことです。


 浅間山方面は霞んでいました。かろうじて浅間山と黒斑山(くろふやま)の山頂付近が確認できました。
2013-11-03 18:43
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