2013年11月30日(土)
原村から八ヶ岳
 南諏訪ICから八ヶ岳ズームラインを約2km、御射山(みさやま)交差点の次の交差点を左折して北へ、分杭(ふんくい)交差点方面に向かう道路に入りました(2013年11月24日)。このあたりの道路は、平坦で広大な畑地の中のを行き、電柱や電線がなく、八ヶ岳のパノラマが楽しめます。しかしのんびりと駐車できるようなところがないことが残念です。

 左折して1kmほどの所から八ヶ岳を眺めました。八ヶ岳の南部から中部までが一望できます。西岳の背後にわずかに見えている尖ったピークは権現岳(2715m)でしょう。立場岳(たちばだけ)は阿弥陀岳の南陵にある山です。横岳の山頂はギザギザの小ピークがいくつもありますが、奥の院がある“無名峰”が最高の2829mです。その少し南の三叉峰(さんしゃほう)の標高は2825mです。天狗岳(2646m)は西天狗岳です。その背後に東天狗岳(2640m)がちょっぴり見えています。根石岳の右手前の山は箕冠山(みかぶりやま 2590m)です。天狗岳の西尾根上の2つのピークは通称第1展望台、第2展望台と呼ばれているようです。 [2014年11月3日訂正]


 赤岳、横岳、硫黄岳を拡大します。横岳の大同心(大童心)の岩壁が、そのすぐ右に小同心(小童心)の岩壁が写っています(画像の上で左クリックして拡大するとよくわかるでしょう)。
 赤岩ノ頭(あかいわのあたま)は、赤岳鉱泉から硫黄岳へのルートの途中、尾根に出たあたりのピークです。峰ノ松目(みねのまつめ)は硫黄岳から赤岩ノ頭を通って延びる稜線上のピークです。
2013-11-30 10:03
2013年11月29日(金)
八ヶ岳PA(下り)から
 連休終りの夕方、中央道の上りは渋滞すること必至なので、その日は奥蓼科の渋御殿湯に一泊することにしました。南諏訪ICに向かう途中、八ヶ岳のちょうど南に位置する八ヶ岳PAに立ち寄りました(2013年11月24日)。

 このパーキングエリアから眺める八ヶ岳は三ツ頭と権現岳、編笠山です。権現岳は東峰と西峰の双耳峰で、西峰をギボシと呼びますが、単に権現岳という場合には東峰を指します。ギボシは、西ギボシと対比するときには東ギボシと呼ばれるようです。西ギボシの標高は、国土地理院の地図から推測すると2650m程度でしょう。


 一方、東方を望むと、金峰山(きんぷさん)と瑞牆山(みずがきやま)が見えます。金峰山と小川山は山梨県と長野県の県境にあります。拡大する(画像上で左クリック)と金峰山の山頂に突き出ている五丈岩がわかります。
2013-11-29 10:31
2013年11月28日(木)
境川PAから
 釈迦堂PAから約10キロほど西の境川PAにも立ち寄りました(2013年11月24日)。白峰三山の稜線まで30キロ余に近づいたので、少し明瞭になったような気がします。パーキングエリアの中ほどからは照明のポールが目障りですが、パーキングの入口付近からは前景に邪魔物が入らず、南アルプスの山々を眺めることができます。ただし赤石岳は手前の櫛形山の背後に入ってしまいます。また本来なら八ヶ岳も眺めることができるようですが、遠方は霞んで見えませんでした。

 甲斐駒ヶ岳から間ノ岳までです。鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)が間近になりました。辻山からの稜線上、北岳の手前の山は大崖頭山(おおがれあたまやま 2186m)です。この稜線をさらに左に下がると夜叉神峠に到ります。


 鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)です。地蔵岳山頂のオベリスクがはっきりわかるでしょう。右側下の樹木のないところが甘利山(1731m)でしょう。


 白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)です。中白峰(なかしらね)は中白根山とも呼ばれます。農鳥岳の手前の山は櫛形山(2052m)の北側の山腹です。
2013-11-28 21:21
2013年11月27日(水)
釈迦堂PAから その3
 所用で南アルプス市を訪れるときに、好天でしたので早めに家を出て釈迦堂PAに立ち寄りました(2013年11月24日)。中央道下りの釈迦堂PAからは遺跡博物館に向かう階段を少し上がれば、南アルプスと奥秩父のパノラマが楽しめます。惜しむらくは、無風でしたので、遠方が霞んでいました。以前と同じような写真ですが。

 南アルプスの山々です。甲斐駒ヶ岳から鳳凰(ほうおう)三山、白峰(しらね)三山を経て荒川岳(悪沢岳)、赤石岳、聖岳まで望めます。聖岳は白い山頂がわずかに見えるだけですが。


 甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)です。以下の写真はコントラストを改善しました。


 白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)です。中白峰(なかしらね)は中白根山とも呼ばれるようです。


 荒川岳(悪沢岳)、赤石岳、聖岳です。荒川岳は悪沢岳(東岳とも)、中岳、前岳の総称で、主峰は悪沢岳です。千枚岳を含めることもあります。


 奥秩父方面です。北奥千丈岳は奥秩父山塊の最高峰です。その少し北の国師岳(こくしだけ)は国師ヶ岳とも呼ばれ、長野県と山梨県の県境にあります。木賊山(とくさやま)は甲武信岳(こぶしだけ 2475m、甲武信ヶ岳とも)の少し東より南にあるピークです。甲州、武州、信州の3県の境界にある甲武信岳のピークは手前の山の背後となり確認できないようです。甲武信岳、木賊山、西・東破風山、雁坂嶺の稜線は埼玉県と山梨県の県境です。なお単に破風山(はふうさん)と言う場合には西破風山を指します。

2013-11-27 13:51
2013年11月17日(日)
白河市から那須連山
 用事があって白河市を訪れました。晴天だったので時間の合間に、JR白河駅に隣接している、小峰城のある城山公園を訪れました(2013年11月14日)。那須は栃木県、白河は福島県ですが、白河市は那須連山のすぐ東側にあることに気がつきました。城山公園からは那須の山々から福島県の旭岳(甲子旭岳 かしあさひだけ)の方面までが間近に見えます。残念ながら小峰城は2年前の大震災で石垣が各所で崩落し、現在復旧工事中で、城のある高台に入ることはできず、那須の茶臼岳から甲子旭岳までのパノラマを望むことはできませんでした。

 城山公園の駐車場近くから眺めた那須連山です。南月山(みなみげつさん)から茶臼岳、朝日岳(那須朝日岳)、三本槍岳までです。朝日岳の近くに標高1900mのピークがありますが、名前はなく“1900m峰”と呼ばれているようです。この稜線は南北に連なっており、三本槍岳が栃木県と福島県の県境です。


 三本槍岳の右手に(北に)、福島県の旭岳(赤崩山(あかくずれやま)とも)から大白森山(おおしろもりやま)の稜線が続いています。旭岳と大白森山の間の鞍部に甲子峠(かしとうげ)があります。


 茶臼岳と朝日岳の付近を拡大します。画像処理を施しコントラストを向上させました。2段階拡大(画像の上で左クリック2回)すると那須ロープウェイの山頂駅がわかるのですが・・・。


 近くに「日本最古の公園」と言われている南湖公園があります。南湖の湖畔からは、那須連山(黒尾谷岳(くろおやだけ)、白笹山(しらささやま)、南月山、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳)から甲子旭岳まで一望することができました。
2013-11-17 16:30
2013年11月12日(火)
大渚山の東峰から
 山の親友と一緒に、長野県の北西端、小谷村の小谷温泉山田旅館に泊まって、翌日に湯峠(1278m)から大渚山(おおなぎやま)に登りました(2013年11月8日)。急登の連続でしたが山用の杖2本を使って登り、1時間ほどで東峰(1270m)に到着しました。360度の展望が楽しめました。30分ほどして大渚山の山頂(1266m)標識のすぐ近くにある展望台に着いた頃には白馬三山の山頂付近は雲に隠されてしまいました。以下は東峰から撮影したものです。

 まずは間近にそびえる雨飾山の威風ある山容が目に入ります。迫力ある前沢奥壁が真正面に望めます。雨飾山の右手は金山、天狗原山に連なっています。雨飾山、金山、天狗原山は長野県と新潟県の県境にあります。昼闇山(ひるくらやま)は新潟県糸魚川市に、妙高山は新潟県妙高市にあります。


 東ないし東南方面の山並です。妙高山と地蔵山は妙高市に、乙妻山(おとつまやま)と高妻山(たかつまやま)は新潟・長野県境に、戸隠山と西岳(戸隠西岳)は長野市にあります。北信州の名山のひとつ、黒姫山(2053m)はちょうど地蔵山(2073m)に遮られているようです。西岳にはいくつものピークがあり、鎖場連続の狭い稜線のようです。
 乙妻山と高妻山の手前の山は堂津岳(1927m)です。


 西南ないし西には北アルプスの山々、後立山連峰が連なっています。白馬岳から白馬鑓ヶ岳の稜線はもう真っ白になっています。その左方に唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳が、さらに遠方に槍ヶ岳が見えます。白馬岳の右方は雪倉岳、赤男山(あかおとこやま)、朝日岳、五輪山、黒負山(くろふやま)に続いています。



 白馬三山(白馬岳(しろうまだけ)、杓子岳(しゃくしだけ)、白馬槍ヶ岳(しろうまやりがたけ))です。小蓮華山(これんげさん)は大日岳とも呼ばれるようです。


 唐松岳から爺ヶ岳、および槍ヶ岳です。唐松岳から東方に延びている尾根が八方尾根です。唐松岳の北の不帰嶮(かえらずのけん)は一峰、二峰北峰、二峰南峰、三峰などがあり、二峰北峰が標高2580mです。
 五竜岳からの尾根が遠見尾根です。
 鹿島槍ヶ岳は双耳峰で、南峰が2889m、北峰が2843mです。
 

 槍ヶ岳を望遠レンズで覗いてみました。槍ヶ岳の手前の山は唐沢岳(2632m)、奥穂高岳の手前の山は餓鬼岳(2647m)のようです。


 越後の名峰、妙高山です。中央の火口丘がはっきりわかります。

2013-11-12 20:56
2013年11月03日(日)
白根山ロープウェイ山頂駅から
 中禅寺湖から金精峠を越えて丸沼高原へ、付近は紅葉の最盛期でした(2013年10月28日)。白根山ロープウェイで標高2000mの山頂駅へ。山頂駅からは素晴らしい展望を望むことができました。ロープウェイの切符を買うときは往復1900円は高いなぁと思いましたが、それだけ払った価値はありました。

 ロープウェイ山頂駅の広場に出ますと眼前に日光白根山(奥白根山 2578m)がそびえていました。つい先日、初冠雪があったそうです。栃木県、群馬県以北にはこの白根山より高い山はありません。


 白根山の反対側には丸沼の北に位置する四郎岳の南尾根が長々と続いています。四郎岳の山頂右の谷あいに燧ヶ岳、尾根の左に至仏山、中ほどに雪を被った平ヶ岳が見えます(画像の上で左クリックして拡大を2回行ってください)。中央の三角形のピークは恐らく荷鞍山(にぐらやま)でしょう。


 至仏山から武尊山(ほたかやま)までの展望です。至仏山から笠ヶ岳の尾根は群馬県片品村とみなかみ町の境界にあります。朝日岳は群馬県みなかみ町の西に、谷川岳は群馬県と新潟県の県境にあります。武尊山は片品村、みなかみ町、川場村の境界にあります。
 ``朝日岳''は全国にたくさんありますが、上州の朝日岳です。


 燧ヶ岳は、柴安ー(しばやすぐら)、俎ー(まないたぐら)、ミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳の5つピークからなると言いますが、遠方から見ると柴安ーと俎ーの双耳峰です。
 手前に写っている斜めの線はロープウェイのワイヤーです。


 左端の、遠方の平らな山頂の山は苗場山(なえばさん)です。谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳(しげくらだけ)、武能岳(ぶのうだけ)は上越国境(群馬県・新潟県の県境)の山々です。朝日岳、烏帽子岳(えぼしだけ)のある稜線上の笠ヶ岳は、至仏山のある稜線上の笠ヶ岳とは別の山です。
 右の三角形のピークは恐らく、朝日岳の稜線上の大烏帽子山だろうと思います。


 武尊山(ほたかやま)は8つの峰からなっているとのことですが、ここから見えるのは主峰の沖武尊と、中ノ岳、家ノ串、剣ヶ峰、前武尊です。
 「ほたか」と聞くと北アルプスの穂高(ほたか)を連想するので「上州」を付けて呼ばれることが多いです。山名は日本武尊(やまとたけるのみこと)東征の故事に由来しているそうで、修験道の山であったとのことです。


 浅間山方面は霞んでいました。かろうじて浅間山と黒斑山(くろふやま)の山頂付近が確認できました。
2013-11-03 18:43
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