2014年02月21日(金)
再度フルーツ公園へ
 東京に大雪が降った3日後、通行止めとなっていた中央道が開通した日の午後、山梨市の笛吹川フルーツ公園に行ってみました(2014年2月11日)。今の時期、山々の連なりがとても明瞭に望めます。嬉しくなるほどはっきりと山の姿が見えます。前回と同じ山々の遠望です。

 フルーツ公園の一番高いところ(足湯や“恋人の聖地”のあるところ、標高580m程度)から眺めた大菩薩から笹子の方面です。背景が青空ではないのが残念ですが、午後4時頃で陽の光があたり、山容がよくわかります。小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、黒岳、大谷ヶ丸、滝子山は小金沢連嶺の山々です。宮宕山(大滝山とも)、棚横手山、高尾山(甲州高尾山)は手前の日川尾根、日川尾根から派生した尾根の山々です。米沢山と笹子雁ヶ腹摺山の間の下を中央線や中央道の笹子トンネルが通っています。
 滝子山の標高(1615m)は最高地点です。三角点の標高は1590mです。


 笹子雁ヶ腹摺山の右山腹から富士山方面です。御坂峠、御坂黒岳、釈迦ヶ岳、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳は御坂山塊の山々です。岩崎山(日影雁ヶ腹摺山)、京戸山、達沢山、大栃山は手前の山々です。下端中央左寄りから斜め右へ延びる直線的な白い帯は笛吹川です。
 京戸山(きょうどさん)は、1430mのピークの東寄りのピーク(1439m)を頂上とみることもあるようです。
 大栃山は地元の笛吹市から見ると形のよい山で「黒駒富士」とも呼ばれているようです。


 大鹿峠(おじかとうげ)方面を中心に拡大します。大鹿峠の鞍部は手前の山の背後になり、見えません。
 滝子山と浜立山の中間の下、白い斜面の中ほどにJR中央線の勝沼ぶどう郷駅があります。


 大鹿峠と御坂峠の間を拡大します。
 大鹿峠の右の三角形が3つ重なったような3つの峰はお坊山、トクモリ、米沢山(矢平(やだいろ)とも)と呼ぶのが標準的のようです。お坊山東峰(1421m)はお坊山の背後になります。
 雲母山(うんもさん)の左後方の本社ヶ丸(ほんじゃがまる)はJR中央線の笹子駅と三ッ峠山(京戸山の背後です)の中間付近にある山です。
2014-02-21 09:46
2014年02月14日(金)
笛吹川フルーツ公園から
 またまた笛吹川フルーツ公園に行ってみました(2014年2月5日)。石丸峠から滝子山まで小金沢連嶺がほぼ南北に連なり、大菩薩湖からやや西寄りの南へ流れる日川にほぼ並行に日川尾根が連なっていますが、この日は周囲の山々がシルエットだけでなく、山腹まで明瞭に眺めることができました。

 フルーツ公園の駐車場の端からの眺めです。大菩薩嶺から大菩薩峠にかけての尾根が白く目立ちます。小金沢山から牛奥ノ雁ヶ腹摺山を経て黒岳までの稜線は標高が2000m前後ありますので日川尾根の上に見えていますが、そこから南側は標高が1800m以下なので手前の日川尾根に隠されて所々しか見えません。宮宕山(大滝山とも)、棚横手山(大富士見台とも)は日川尾根から南西に延びる尾根上にあります。


 大菩薩の山々と小金沢連嶺の南部です。遠方から見ると、小金沢山も黒岳も目印となるようなピークではありません。源次郎岳は日川尾根の中心的な山です。日川尾根上の1535mのピークは源次郎岳、嵯峨塩鉱泉への分岐点です。


 大谷ヶ丸、滝子山は北小金沢連嶺の山に属します。滝子山の標高(1615m)は三角点の標高(1590m)でなく最高点の標高です。滝子山のほぼ下(やや右寄り)の山ぎわの白い斜面上にJR中央線の勝沼ぶどう郷駅があります。


 大菩薩峠から大菩薩嶺の間を拡大しました。親不知ノ頭(おやしらずのかしら)の標高は約1950mです。拡大すると(画面上で2回クリック)大菩薩峠にある山小屋、介山荘が何とか確認できます。


 大菩薩峠から熊沢山を越えたところにある石丸峠と、その先の鞍部の狼平です。

2014-02-14 13:54
2014年02月11日(火)
みさか桃源郷公園から
 みさか桃源郷公園を訪ねました(2014年2月5日)。釈迦堂PAから4kmほどしか離れてないので、遠方の山々の姿は釈迦堂PAから見たのとだいたい同じですが、手前の山々の位置がずれて、南アルプスと奥秩父の山々を望むにはなかなかよいところです。

 南アルプスの山々です。ここからは塩見岳は手前の櫛形山の背後になって見えません。蝙蝠岳(こうもりだけ)は塩見岳から南東に延びる尾根上の山です。


 甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)です。右側の大岩山は甲斐駒ヶ岳の八丁尾根の山、黒戸山は黒戸尾根の山です。駒津峰、双児山(ふたごやま)は甲斐駒ヶ岳から南西へ延びる尾根上(北沢峠との間)の山です。燕頭山(つばくろあたまやま、つばくろやま)は麓の御座石鉱泉と地蔵岳の間の山です。


 白峰(しらね)三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)とその南です。中白峰(なかしらね)は中白根山とも。間ノ岳−農鳥岳−広河内岳−大籠岳(おおこもりだけ)は山梨、静岡県境です。
 辻山から延びている尾根上、間ノ岳のほぼ下(わずかに右)に夜叉神峠があります。農鳥岳の下のピークは大唐松山(2555m)で、農鳥岳から東に延びる大唐松尾根上の山です。


 荒川岳(悪沢岳、千枚岳)と赤石岳です。聖岳は広義には西峰(前聖岳 3013m)と東峰(奥聖岳 最高点2782m)と小聖岳(2662m)を総称します。赤石岳、聖岳は静岡、長野県境です。保利沢山は山梨、静岡県境です。別当代山(べっとうしろやま)は、山梨、静岡県境の転付峠(でんつくとうげ、伝付峠とも)の近く、山梨県の山です。


 奥秩父の山々です。釈迦堂PAからは金峰山の頂上付近しか見えませんでしたが、ここからは金峰山の全容を眺めることができます。


 金峰山から国師岳(国師ヶ岳)までです。金峰山−鉄山−朝日岳−国師岳は山梨、長野県境です。


 国師岳、北奥千丈岳から黒金山に至る石楠花新道の尾根、黒金山、乾徳山です。大ダワはトサカと黒金山の間の鞍部です。笠盛山は黒金山と乾徳山の中間のピークです。


 黒金山と乾徳山は山梨市の山、破風山(東破風山)−西破風山−雁坂嶺−雁坂峠−水晶山−古礼山は山梨県と埼玉県の境界です。拡大すれば古礼山の背後の水晶岳が確認できます。倉掛山は山梨市と甲州市の境界にあります。


 みさか桃源郷公園の近くの「ももの里温泉」を訪ねました。そこの露天風呂からは桃源郷公園から眺めた南アルプスの景色を眺めることができました。
2014-02-11 11:30
2014年02月08日(土)
釈迦堂PAから
 東京地方に少しだけ雪が舞った翌日、素晴らしい晴天となったので甲州市方面に出かけてみました(2014年2月5日)。例によって釈迦堂PAに入り、遺跡博物館へ通じる階段を上りきったところから周囲を見渡しました。空気が澄んでいて山々の重なりから里の建物まで、嬉しくなるほど鮮明に見えます。

 南アルプスの山々です。3000m級の尾根は真っ白です。右手手前の大蔵経寺山(だいぞうきょうじやま)は甲府市と笛吹市の境にあります。櫛形山は甲府盆地の西に位置する南アルプスの前衛の山です。櫛形山の標高(2053m)は最高点です。櫛形山の三角点(2051.7m)のあるところは少し左となります。


 鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)から甲斐駒ヶ岳を経て、鋸岳までです。山の遠近関係がはっきりわかります。


 白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)から塩見岳までです。間ノ岳−西農鳥岳−農鳥岳−広河内岳(ひろごうちだけ)−大籠岳(おおこもりだけ)の尾根は静岡県と山梨県の県境です。塩見岳は静岡県と長野県の県境にあります。右端の辻山は夜叉神峠から鳳凰三山への縦走路の途中のピークです。


 間ノ岳〜北岳の付近を、手前の尾根が明瞭になるように画像処理してみました。北岳の手前の尾根が夜叉神峠から辻山への尾根です。中白峰(なかしらね)のほぼ下のピークが大崖頭山(おおがれあたまやま)です。標高2203mは最高点です。三角点の標高は2182mです。夜叉神峠の小屋のあるところは標高1790mとのこと、本来の峠(1770m)はその少し左の鞍部のようですが、小屋の前の「夜叉神峠」の標識は“1770m”となっています。


 塩見岳から聖岳までです。櫛形山の背後に白い頂上がちょっぴり見えている蝙蝠岳(こうもりだけ)、およびその左の徳右衛門岳は塩見岳から南東に延びる枝尾根上の山です。悪沢岳(荒川東岳とも)と千枚岳は荒川岳を構成する山です。聖岳(ひじりだけ)の白い山頂がわずかに見えます。赤石岳−聖岳は静岡県と長野県の県境です。左端の這松尾(はいまつお)は山梨県と静岡県の境界近く、山梨県早川町の山です。


 奥秩父方面です。金峰山から雁坂嶺までよく見えます。左側の水ヶ森、ソッタ頭は甲府市と山梨市の境界にあります。一ツ木山は境界より少し山梨市寄りにあります。


 金峰山から国師岳(国師ヶ岳)です。拡大すれば金峰山の五丈岩がわかるでしょう。手前の山、小楢山と大沢ノ頭(大沢山)は山梨市牧丘町の山です。


 国師岳から乾徳山(けんとくざん)までです。国師岳から黒金山に至る石楠花新道は、北奥千丈岳、トサカ、大ダワを通ります。


 黒金山から破風山までです。拡大すれば、甲武信岳(甲武信ヶ岳)のピークがはっきりわかります。甲武信岳は山梨(甲州)、埼玉(武州)、長野(信州)の境界点にあります。甲武信岳−木賊山−破風山の尾根は山梨県と埼玉県の県境です。黒金山と乾徳山は山梨市三富町にあります。


 破風山から古礼山までです。古礼山の頂上付近の雪を被った尾根が見えます。雁坂嶺と古礼山の間の鞍部が雁坂峠ですが、手前の尾根に遮られて見えません。手前の尾根は甲州市の扇山から1250m峰、滑沢山(なめざわさん)を通り、坂脇峠へ続く尾根です。

 
2014-02-08 15:54
2014年02月02日(日)
大観山と十国峠から
 仁科峠−猫超岳のハイキングの前日は、湯ヶ野温泉の由緒ある“伊豆の踊子の宿”「福田家」に泊まりました。湯ヶ野に行く途中、トーヨータイヤターンパイク(以前の箱根ターンパイク)の終点にある「TOYO TIRES ビューラウンジ」(以前のドライブイン大観山)と伊豆スカイラインの入口にある十国峠レストハウスに立ち寄りました(2014年1月28日)。晴れてはいたのですが猛烈な風が吹いていました。

 大観山のビューラウンジから望む富士山と芦ノ湖です。右遠方に、かなり霞んでいますが愛鷹(あしたか)山塊が盛り上がっています。愛鷹山と位牌岳(いはいだけ)、越前岳のピークが確認できます。右手には箱根山の駒ヶ岳と神山、上二子山と下二子山、いずれも中央火口丘の山々です。芦ノ湖は中央火口丘と外輪山の間にできた堰止湖とのことです。


 十国峠のレストハウス前からの富士山と愛鷹山塊です。愛鷹山と袴腰岳(はかまごしだけ)の中間のピークを馬場平といいます。越前岳(1504m)は愛鷹山塊の最高峰、位牌岳は第2峰です。


 十国峠から眺める富士山のクローズアップです。ほぼ正面に宝永火口が大きな口を開けています。ジグザグの登山道がいくつも見えます。

2014-02-02 10:15
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