2014年08月30日(土)
本四架橋
 今年の夏は、夏らしい青空が広がるような日は少なく、出かけても、晴れているのに山はいつも雲に覆われていました。というわけで「遠望の山々」はほとんど更新できませんでした。そこで今回は、所用で岡山方面に出かけた際に、撮った本四架橋の写真です(2014年8月21日、22日)。

 広島県の尾道市と愛媛県の今治市をつなぐ「しまなみ海道」の多々羅(たたら)大橋です。尾道市の生口島(いくちじま)と今治市の大三島(おおみしま)をつなぐ橋です。大三島ICを出た所にある多々羅しまなみ公園からの景観です。この橋は現在、国内最長(1480m)の斜張橋(塔から斜めに張ったケーブルを橋桁に直接つなぎ支える構造の橋)とのことです。
 生口島の観音山(かんのんさん)は芸予諸島(げいよしょとう)(瀬戸内海西部、広島県と愛媛県の間に位置する諸島)の最高峰で、標高472.3mです。その昔この山で狼煙を上げていたので火瀧山(ひのたきさん)とも呼ばれるそうです。積善山(せきぜんさん)は生口島のすぐ東に位置する岩城島のほぼ真ん中に存在する標高369.8mの山です。


 「しまなみ海道」の来島海峡(くるしまかいきょう)大橋です。瀬戸内海の来島海峡をまたいで今治市の大島と四国側の今治市を結ぶ橋です。四国側に入った所にある来島海峡SAからの眺めです。この橋は世界初の3連吊り橋で、全長は4105mです。
 馬島(うましま)は手前の来島海峡第3大橋と第2大橋の間にある島です。念仏山は大島の最高峰(382m)、頂上は展望台となってます。八幡山も271mピークも大島の山です。


 大島の亀老山(きろうさん)と館山です。亀老山の山頂は展望公園となっています。


 最後に明石海峡を横断して、神戸市垂水区と淡路島を結ぶ明石海峡大橋です。淡路SAからの写真です。この橋は世界最長の吊り橋で、全長3911mです。対岸は神戸市街です。


2014-08-30 16:33
2014年08月08日(金)
美し森から奥秩父方面
 東京では澄んだ夏空の日が続くので山梨県北杜市の美し森(標高1542m)に出かけてみました(2014年8月6日)。しかし八ヶ岳と南アルプスは雲に覆われてまったく見えませんでした。奥秩父方面だけ、なんとか望むことができました。

 奥秩父の小川山、金峰山(きんぷさん)から金ヶ岳(かながたけ)の方面です。金峰山の山頂付近は雲に隠れています。富士山が金ヶ岳の右後方に山頂を覗かせていました。
 チョキは金峰山から南西方向に延びる八幡尾根の山です。大野山は長窪峠(林道観音峠大野山線の峠)の近く、北杜市と甲府市の境にあるピークで、標高1700mは等高線からの推測です。


 金ヶ岳方面を拡大、コントラストを向上させました。富士山頂は明瞭に見えますが、その右側に続く毛無山塊から南アルプス方面は雲の中です。
 曲岳(まがりだけ)は山梨県甲斐市と北杜市の境に位置します。頂上が東に曲がっているそうです。山梨百名山のひとつです。
 左端の手前の山、笠無(かさなし)は北杜市南牧村にある藪山です。
 右側、3つのピークの真ん中、斑山(まだらやま)は北杜市須玉町にある里山です。


 小川山は雲から姿を現しましたが、金峰山はずっと雲の中でした。三宝山(さんぽうざん)は甲武信岳のすぐ北にあり、小川山−金峰山の尾根より遠方の山です。
 左端近くの手前の山、高登谷山(たかとやさん)は長野県川上村に位置し、ハイキングコースもあるようです。小川山の手前の2つのピーク、木賊ノ頭(とくさのかしら)と横尾山(よこおやま)は長野県川上村と山梨県北杜市の境界付近に位置します。
 中央手前の山は平沢山(ひらさわやま)、飯盛山(めしもりやま)です。
 2035mの三角点ピーク、1883mの三角点ピークのチョキは金峰山の八幡尾根に属します。1755mの三角点ピークの袴腰(はかまごし)は木賊峠(林道観音峠大野山線の峠)の近くにあります。

2014-08-08 21:12
2014年08月01日(金)
奥日光−刈込湖
 4月以降、時々は遠出の機会があったのですが、いずれも天気には恵まれず、山を遠望することはできませんでしたので、だいぶご無沙汰してしまいました。
 梅雨が明け、山の相棒と奥日光の秘境的な湖を訪れました(2014年7月30日)。今の時期、空は晴れているのですが、昼近くにもなると、遠方の山は霞んでほとんど見えません。というわけで間近な山の写真です。

 奥日光の山王林道を北から南に向かっていました。峠に着いたので「山王峠」と思い、道案内のない登山道に入りました。実はこの道は於呂倶羅山(おろぐらやま)へのルートでした。藪漕ぎして登りついた岩峰に立ったら、眼下にすり鉢状の窪地が見えました。この岩峰は地図上の1789mのピークでした。下の写真はこのピークから眺めた涸沼のある窪地です。背後の山は1901mのピークと三岳(みつだけ)です。涸沼への下り口のある「山王峠」は左の矢印下の辺りでした。


 日光湯元〜刈込湖・切込湖〜光徳牧場のハイキングコースの途上にある「山王峠」には立派な道標がありました。そこから涸沼へ下りました。涸沼は今の時期は水はありません。背後の山は於呂倶羅山(おろぐらやま)です。ちょうど、このハイキングコースを湯元から光徳へ遠足していた地元の小学生の大集団に出会いました。左側の行列はその一部です。


 於呂倶羅山の右側です。右側の山は山王帽子山(さんのうぼうしやま)です。ただし頂上は右のピークの向こう側で、ここからは見えません。中間に、間違えて登った1789mの岩峰が見えています。


 地図上の1789mの岩峰をクローズアップします。


 刈込湖(海抜1617m)です。東の切込湖と繋がっています。この湖は噴火によってできた堰き止め湖で、水が流出する沢がないとのことです。神秘的な雰囲気の漂う湖です。
2014-08-01 20:51
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