2014年02月08日(土)
釈迦堂PAから
 東京地方に少しだけ雪が舞った翌日、素晴らしい晴天となったので甲州市方面に出かけてみました(2014年2月5日)。例によって釈迦堂PAに入り、遺跡博物館へ通じる階段を上りきったところから周囲を見渡しました。空気が澄んでいて山々の重なりから里の建物まで、嬉しくなるほど鮮明に見えます。

 南アルプスの山々です。3000m級の尾根は真っ白です。右手手前の大蔵経寺山(だいぞうきょうじやま)は甲府市と笛吹市の境にあります。櫛形山は甲府盆地の西に位置する南アルプスの前衛の山です。櫛形山の標高(2053m)は最高点です。櫛形山の三角点(2051.7m)のあるところは少し左となります。


 鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)から甲斐駒ヶ岳を経て、鋸岳までです。山の遠近関係がはっきりわかります。


 白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)から塩見岳までです。間ノ岳−西農鳥岳−農鳥岳−広河内岳(ひろごうちだけ)−大籠岳(おおこもりだけ)の尾根は静岡県と山梨県の県境です。塩見岳は静岡県と長野県の県境にあります。右端の辻山は夜叉神峠から鳳凰三山への縦走路の途中のピークです。


 間ノ岳〜北岳の付近を、手前の尾根が明瞭になるように画像処理してみました。北岳の手前の尾根が夜叉神峠から辻山への尾根です。中白峰(なかしらね)のほぼ下のピークが大崖頭山(おおがれあたまやま)です。標高2203mは最高点です。三角点の標高は2182mです。夜叉神峠の小屋のあるところは標高1790mとのこと、本来の峠(1770m)はその少し左の鞍部のようですが、小屋の前の「夜叉神峠」の標識は“1770m”となっています。


 塩見岳から聖岳までです。櫛形山の背後に白い頂上がちょっぴり見えている蝙蝠岳(こうもりだけ)、およびその左の徳右衛門岳は塩見岳から南東に延びる枝尾根上の山です。悪沢岳(荒川東岳とも)と千枚岳は荒川岳を構成する山です。聖岳(ひじりだけ)の白い山頂がわずかに見えます。赤石岳−聖岳は静岡県と長野県の県境です。左端の這松尾(はいまつお)は山梨県と静岡県の境界近く、山梨県早川町の山です。


 奥秩父方面です。金峰山から雁坂嶺までよく見えます。左側の水ヶ森、ソッタ頭は甲府市と山梨市の境界にあります。一ツ木山は境界より少し山梨市寄りにあります。


 金峰山から国師岳(国師ヶ岳)です。拡大すれば金峰山の五丈岩がわかるでしょう。手前の山、小楢山と大沢ノ頭(大沢山)は山梨市牧丘町の山です。


 国師岳から乾徳山(けんとくざん)までです。国師岳から黒金山に至る石楠花新道は、北奥千丈岳、トサカ、大ダワを通ります。


 黒金山から破風山までです。拡大すれば、甲武信岳(甲武信ヶ岳)のピークがはっきりわかります。甲武信岳は山梨(甲州)、埼玉(武州)、長野(信州)の境界点にあります。甲武信岳−木賊山−破風山の尾根は山梨県と埼玉県の県境です。黒金山と乾徳山は山梨市三富町にあります。


 破風山から古礼山までです。古礼山の頂上付近の雪を被った尾根が見えます。雁坂嶺と古礼山の間の鞍部が雁坂峠ですが、手前の尾根に遮られて見えません。手前の尾根は甲州市の扇山から1250m峰、滑沢山(なめざわさん)を通り、坂脇峠へ続く尾根です。

 

2014-02-08 15:54
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