2016年02月02日(火)
再度、釈迦堂PAから
 釈迦堂PAに先月半ばに立ち寄ったときには、南アルプスは霞んで見えませんでしたが、今回はよく見えていました(2016年1月27日)。

 聖岳(ひじりだけ、距離58km、標高3013m)、赤石岳(55km、3120m)、荒川岳から白峰三山(農鳥岳、間ノ岳、北岳(43km、3193m))、鳳凰三山(薬師岳、観音岳(38km、2840m)、地蔵岳)、甲斐駒ヶ岳(45km、2967m)まで延々と連なっています。聖岳は白い頂上がわずかに見えているだけです。
 大蔵経寺山(だいぞうきょうじやま、8.5km、716m)、鹿穴(ししあな、990m)は甲府市の背後の尾根上のピークです。


 白峰三山の3000mを超える稜線は白銀に輝いています。その手前右に辻山(36km、2585m)、鳳凰三山、アサヨ峰の山塊がどっしりと横たわり、その右奥に甲斐駒ヶ岳がそびえています。


 北方に連綿と連なる奥秩父の山々です。
 棚山(11km、1171m)、水ヶ森(1553m)、鳥屋山(1383m)、一ツ木山(ひとつぎさん、17km、1525m)のピークは山梨市と隣接市との境界ないしは山梨市にあり、広義の奥秩父の南西部です。
 金峰山(26km、2599m)、朝日岳(26km、2579m)、国師岳(国師ヶ岳とも、25km、2592m)、木賊山(29km、2469m)、破風山(29km、2318m)、雁坂嶺(29km、2289m)は奥秩父の主脈で、山梨県と長野県または埼玉県との県境に位置します。黒金山(22km、2232m)と乾徳山(20km、2031m)は山梨市にあり、奥秩父の南部の山です。


 金峰山(26km、2599m)の付近です。大沢ノ頭(大沢山とも、15km、1673m)、小楢山(こならやま、16km、1713m)は山梨市の山です。北奥千丈岳(25km、2601m)は奥秩父山域の最高峰で、山梨-長野県境より少し山梨側(山梨市)にあります。
2016-02-02 14:18
2015年12月22日(火)
釈迦堂PAから
 中央道を下っているとき、天気がよかったので例によって釈迦堂PAに入り、遺跡博物館への階段を上がりました(2015年12月18日)。正午を過ぎた頃、晴れてはいるのですが風はなく、山々は非常に霞んでいました。南アルプスの山々はシルエットが確認できるだけでした。以前と同じ場所から同じ方向ですが、山は季節でも時間でも装いを変えるので何回望んでも飽きることはありません。

 奥秩父の山々もかなり霞んでいましたが、画像処理をしたらまともな写真になりました。甲府市と隣接する笛吹市、山梨市の境界付近から奥秩父の山々です。
 左端の鹿穴(ししあな)は甲府市の三等三角点のあるピークです。その右の約990mのピークは兜山の稜線上の最高点です。兜山(標高 913m)はこのピークの少し左の山腹にあります。兜山は笛吹市の山で、山梨百名山に数えられています。棚山は笛吹市と山梨市の境界です。
 水ヶ森(みずがもり)は甲府市と山梨市の境界、鳥屋山、一ツ木山は山梨市に位置します。
 金峰山(きんぷさん)は山梨県甲府市と長野県の境界に位置します。手前の大沢ノ頭と小楢山(こならやま)は山梨市の山です。小楢山は山梨百名山の一つで、山頂からは甲府市や御坂山地、富士山が一望できるとのことです。
 国師岳(こくしだけ、国師ヶ岳)、木賊山(とくさやま)は山梨県山梨市と長野県の境界に位置します。黒金山(くろがねやま)と乾徳山(けんとくざん)は山梨市の山で、ともに山梨百名山です。木賊山のすぐ左にあるはずの甲武信岳(こぶしだけ、甲武信ヶ岳 2475m)は、黒金山から東に伸びる稜線に隠れてしまうようです。


 南アルプス方面はとても霞んでいました。写真は甲斐駒ヶ岳です。距離は奥秩父程度ですが、シルエットだけです。下端の市街は甲府市です。大蔵経寺山(だいぞうきょうじやま)は甲府市の背後の山で、平らな稜線の左端付近が山頂です。
2015-12-22 20:40
2015年10月02日(金)
釈迦堂PAから
 この夏は8月下旬から9月半ば頃までほとんど連日の雨模様、またその後も晴れても山々が眺望できるような晴天はなかったのですが、9月の最後の日(2015年9月30日)、山が望めそうな晴天となりました。早速、中央道へ、例によって釈迦堂PAの遺跡博物館への階段を上がり、山々(南アルプスと奥秩父の山々)を久しぶりに遠望しました。ただし、けっこう霞んでいましたので以下の写真はコントラストを改善しました。

 西方に南アルプスの山々が見えます。日本で2番目に高い北岳、奥穂高岳と並んで3番目の間ノ岳、鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)、甲斐駒ヶ岳です。手前は甲府盆地、甲府の市街地です。


 西南西の方角に荒川岳(悪石岳または荒川東岳、千枚岳)と小赤石岳、赤石岳が見えます。とても霞んでいましたが、画像処理したら山の奥行きも明瞭になりました。


 ほぼ北方に奥秩父の金峰山、朝日岳、北奥千丈岳、国師岳(国師ヶ岳)が見えます。拡大すると金峰山頂の五丈岩が確認できます。手前の小楢山、大沢ノ頭(大沢山)は山梨市牧丘町に位置します。


 国師岳の左方に連なる奥秩父の山々です。トサカは北奥千丈岳から黒金山に到る稜線上のピークです。笹平は、主脈稜線上の木賊山と破風山の間の鞍部です。

2015-10-02 09:49
2014年02月08日(土)
釈迦堂PAから
 東京地方に少しだけ雪が舞った翌日、素晴らしい晴天となったので甲州市方面に出かけてみました(2014年2月5日)。例によって釈迦堂PAに入り、遺跡博物館へ通じる階段を上りきったところから周囲を見渡しました。空気が澄んでいて山々の重なりから里の建物まで、嬉しくなるほど鮮明に見えます。

 南アルプスの山々です。3000m級の尾根は真っ白です。右手手前の大蔵経寺山(だいぞうきょうじやま)は甲府市と笛吹市の境にあります。櫛形山は甲府盆地の西に位置する南アルプスの前衛の山です。櫛形山の標高(2053m)は最高点です。櫛形山の三角点(2051.7m)のあるところは少し左となります。


 鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)から甲斐駒ヶ岳を経て、鋸岳までです。山の遠近関係がはっきりわかります。


 白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)から塩見岳までです。間ノ岳−西農鳥岳−農鳥岳−広河内岳(ひろごうちだけ)−大籠岳(おおこもりだけ)の尾根は静岡県と山梨県の県境です。塩見岳は静岡県と長野県の県境にあります。右端の辻山は夜叉神峠から鳳凰三山への縦走路の途中のピークです。


 間ノ岳〜北岳の付近を、手前の尾根が明瞭になるように画像処理してみました。北岳の手前の尾根が夜叉神峠から辻山への尾根です。中白峰(なかしらね)のほぼ下のピークが大崖頭山(おおがれあたまやま)です。標高2203mは最高点です。三角点の標高は2182mです。夜叉神峠の小屋のあるところは標高1790mとのこと、本来の峠(1770m)はその少し左の鞍部のようですが、小屋の前の「夜叉神峠」の標識は“1770m”となっています。


 塩見岳から聖岳までです。櫛形山の背後に白い頂上がちょっぴり見えている蝙蝠岳(こうもりだけ)、およびその左の徳右衛門岳は塩見岳から南東に延びる枝尾根上の山です。悪沢岳(荒川東岳とも)と千枚岳は荒川岳を構成する山です。聖岳(ひじりだけ)の白い山頂がわずかに見えます。赤石岳−聖岳は静岡県と長野県の県境です。左端の這松尾(はいまつお)は山梨県と静岡県の境界近く、山梨県早川町の山です。


 奥秩父方面です。金峰山から雁坂嶺までよく見えます。左側の水ヶ森、ソッタ頭は甲府市と山梨市の境界にあります。一ツ木山は境界より少し山梨市寄りにあります。


 金峰山から国師岳(国師ヶ岳)です。拡大すれば金峰山の五丈岩がわかるでしょう。手前の山、小楢山と大沢ノ頭(大沢山)は山梨市牧丘町の山です。


 国師岳から乾徳山(けんとくざん)までです。国師岳から黒金山に至る石楠花新道は、北奥千丈岳、トサカ、大ダワを通ります。


 黒金山から破風山までです。拡大すれば、甲武信岳(甲武信ヶ岳)のピークがはっきりわかります。甲武信岳は山梨(甲州)、埼玉(武州)、長野(信州)の境界点にあります。甲武信岳−木賊山−破風山の尾根は山梨県と埼玉県の県境です。黒金山と乾徳山は山梨市三富町にあります。


 破風山から古礼山までです。古礼山の頂上付近の雪を被った尾根が見えます。雁坂嶺と古礼山の間の鞍部が雁坂峠ですが、手前の尾根に遮られて見えません。手前の尾根は甲州市の扇山から1250m峰、滑沢山(なめざわさん)を通り、坂脇峠へ続く尾根です。

 
2014-02-08 15:54
2013年11月27日(水)
釈迦堂PAから その3
 所用で南アルプス市を訪れるときに、好天でしたので早めに家を出て釈迦堂PAに立ち寄りました(2013年11月24日)。中央道下りの釈迦堂PAからは遺跡博物館に向かう階段を少し上がれば、南アルプスと奥秩父のパノラマが楽しめます。惜しむらくは、無風でしたので、遠方が霞んでいました。以前と同じような写真ですが。

 南アルプスの山々です。甲斐駒ヶ岳から鳳凰(ほうおう)三山、白峰(しらね)三山を経て荒川岳(悪沢岳)、赤石岳、聖岳まで望めます。聖岳は白い山頂がわずかに見えるだけですが。


 甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)です。以下の写真はコントラストを改善しました。


 白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)です。中白峰(なかしらね)は中白根山とも呼ばれるようです。


 荒川岳(悪沢岳)、赤石岳、聖岳です。荒川岳は悪沢岳(東岳とも)、中岳、前岳の総称で、主峰は悪沢岳です。千枚岳を含めることもあります。


 奥秩父方面です。北奥千丈岳は奥秩父山塊の最高峰です。その少し北の国師岳(こくしだけ)は国師ヶ岳とも呼ばれ、長野県と山梨県の県境にあります。木賊山(とくさやま)は甲武信岳(こぶしだけ 2475m、甲武信ヶ岳とも)の少し東より南にあるピークです。甲州、武州、信州の3県の境界にある甲武信岳のピークは手前の山の背後となり確認できないようです。甲武信岳、木賊山、西・東破風山、雁坂嶺の稜線は埼玉県と山梨県の県境です。なお単に破風山(はふうさん)と言う場合には西破風山を指します。

2013-11-27 13:51
2013年02月03日(日)
釈迦堂PAから その2
 中央道を甲府方面に向かう途中、また釈迦堂PAに立ち寄った(2013年1月31日)。よい天気なのだが、少しかすんでいる。以下の写真はすべてコントラストを改善した。

 まず目に入るのは文字通り真っ白に輝く白峰(しらね)三山。北(右)から北岳(3193m)、中白峰(なかしらね 3055m)、間ノ岳(3189m)、西農鳥岳(3051m)、農鳥岳(3026m)、広河内岳(ひろごうちだけ 2895m)。


 次に秀麗な山容の甲斐駒ヶ岳(2967m)、その左側にアサヨ峰(2799m)と鳳凰三山(地蔵岳 2764m、観音岳 2840m、薬師岳 2780m)。


 白峰三山の左手に真っ白な山頂を覗かせている赤石岳(3120m)と小赤石岳(3081m)、荒川岳の最高峰の悪沢岳(または荒川東岳)(3141m)。


 北に目をやれば金峰山(2599m)、朝日山(2579m)、北奥千丈岳(2601m)、国師ヶ岳(2592m)、金峰山の手前の山は大沢山(1675m)と小楢山(こならやま 1713m)だと思う。


 その右手の奥秩父の山々。西沢渓谷の南西にある黒金山(2232m)と乾徳山(2031m)、奥秩父主脈稜線上の木賊山(2460m)、西破風山(2318m)、東破風山(2180m)、雁坂嶺(2289m)。
2013-02-03 11:42
2012年11月21日(水)
釈迦堂PAから
 朝起きたら素晴らしい天気だったので中央道へ向かう(2012年11月21日)。調布ICを入るや眼前に富士山がそびえていた。夏場は滅多に見れない。今日はとても鮮明に、間近に見える。山の遠望に適した季節になったようだ。

 釈迦堂PAに入り、遺跡博物館へ向かう階段を登り詰めたところで振り返ると、甲府盆地の向こうに南アルプスの山々が連なっている。白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)は文字通り真っ白に輝いていた。その南側の赤石岳と荒川岳も真っ白だ。北側に鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)と甲斐駒ヶ岳。



 端正な姿の甲斐駒ヶ岳をズームアップ。左端は地蔵岳です。



 白峰(しらね)三山、白い3つのピーク、左から農鳥岳、間ノ岳、北岳です。



 なお北方に金峰山(きんぷさん 2599m、山頂三角点は2595m)の五丈岩が見えます。画像処理をしてコントラストを改良したら肉眼で見たよりもずっと明瞭になりました。手前は小楢(こなら)峠付近だと思います。


2012-11-21 22:20
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