2016年02月06日(土)
守屋山西峰から
 守屋山東峰から20分ほどで西峰(1650m)に着きます。単に守屋山と言えばこの西峰を指すでしょう。この山頂に立つと、東峰からは西峰に隠れて見えなかった木曽の御嶽山(おんたけさん)を望むことができます。山の遠望を楽しみながら、おにぎりを頬張りました(2016年1月27日)。守屋山からは八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、つまり日本のめぼしい山々を眺めることができるのですが、富士山だけは見えません。

 山頂から見る八ヶ岳連峰です。横岳の下、手前の丸みのある雪原が守屋山の東峰(直線距離0.8km、標高1631m)です。左から権現岳(24km、2707m)、赤岳(25km、2899m)、横岳(2829m)、硫黄岳(25km、2760m)、縞枯山(25km、2403m)、北横岳(2473m)、蓼科山(24km、2530m)です。


 八ヶ岳の主峰の赤岳(25km、2899m)とその前に位置する阿弥陀岳(24km、2805m)です。


 蓼科山(24km、2530m)と霧ヶ峰の車山(18km、1925m)の間に浅間山(60km、2568m)とその外輪山の黒斑山(くろふやま、60km、2404m)が見えます。


 諏訪湖の北側の山々です。左から車山(18km、1925m)、鷲ヶ峰(19km、1798m)、美ヶ原(29km、2034m)、王ヶ鼻(2008m)、鉢伏山(22km、1928m)、高ボッチ(19km、1665m)です。


 御嶽山(56km、3067m)と、その東に位置する仏谷(23km、2184m)、黒沢山(20km、2127m)、経ヶ岳(22km、2296m)です。


 南アルプスの山々です。甲斐駒ヶ岳(27km、2967m)、鋸岳(23km、2685m)、北岳(35km、3193m)、仙丈岳(29.5km、3033m)、それぞれ特徴的な山の形をしています。東峰からの眺めとほとんど同じですが、西峰からは鳳凰三山の観音岳(35km、2840m)の山頂がかろうじて見えます(写真の領域で左クリックして拡大、もう一度左クリックして拡大すればわかるでしょう)。
2016-02-06 17:27
2016年02月05日(金)
守屋山東峰から
 杖突峠の守屋山登山口(標高約1230m)の駐車場は雪野原でした。登山道はサクサクとした雪に覆われていました。樹木の中の登山道を1時間半ほど登って守屋山東峰(標高1631m)に着きました。山頂に立つと360度のパノラマが待っていました(2016年1月27日)。

 間近に八ヶ岳の山々が広がっています。北の蓼科山(直線距離23km、標高2530m)から南の編笠山(22km、2524m)まで八ヶ岳の主な山々がほぼすべて望めます。主峰赤岳(24km、2899m)の前面には阿弥陀岳が重なっています(2番目の写真参照)。編笠山の右斜面に金峰山(48km、2599m)が見えています。


 八ヶ岳の主要部分です。阿弥陀岳(2805m)の右斜面の上に赤岳(2899m)が重なっているのがわかります。左端の天狗岳は西天狗岳(23.5km、2646m)です。東天狗岳(2640m)は背後に隠れて見えません。


 北アルプスです(少しピントが甘いですが)。北部の山々には雲がかかっていました。蓮華岳(72km、2799m)と岩小屋沢岳(いわこやざわだけ、76km、2630m)が確認できました。


 乗鞍岳(52km、3026m)から穂高・槍、常念岳(52km、2857m)、大天井岳(57km、2922m)までです。残念ながら一部雲に隠れていました。山の上からは奥穂高岳と思っていたピークは実は前穂高岳でした。
 鉢盛山(はちもりやま、2446m)は一等三角点のある山です。小嵩沢山(こたけざわやま、2387m)は、上高地に歩いて入るときに越える徳本峠(とくごうとうげ)の南東のピークです。


 槍ヶ岳(58km、3180m)、大喰岳(3101m)、中岳(3084m)、南岳(3033m)と北穂高岳(55km、3106m)、涸沢岳(3110m)、前穂高岳(53km、3090m)です。前穂高岳は見えているのに、そのすぐ背後の奥穂高岳(54km、3190m)やジャンダルムは雲の中です。
 蝶ヶ岳(49km、2677m)を通る手前の尾根は常念岳、大天井岳に到ります。赤岩岳(56km、2769m)は大天井岳から槍ヶ岳へ通じる喜作新道にあるピークです。


 南アルプスです。甲斐駒ヶ岳(26km、2967m)、鋸岳(23km、2685m)、北岳(35km、3193m)、仙丈岳(28.5km、3033m)、塩見岳(44km、3047m)、荒川東岳(悪沢岳とも、52km、3141m)が目につきます。


 南北に連なる中央アルプスです。ちょうど逆光となるので、少し霞んでいます。この中では念丈岳(ねんじょうだけ、44km、2291m)が最南です。ここから東に伸びる尾根上に池ノ平岳(43km、2327m)があります。空木岳(うつぎだけ、38km、2864m)、木曽駒ヶ岳(33km、2956m)はそれぞれ南と北の主峰です。大棚入山(おおだないりやま、30km、2375m)が最北です。


 中央アルプスの主要部です。南から仙崖嶺(せんがいれい、40km、2734m)、南駒ヶ岳(2841m)、空木岳(38km、2864m)、東川岳(ひがしかわだけ、2671m)、檜尾岳(ひのきおだけ、2728m)、濁沢大峰(にごりさわおおみね、2724m)、宝剣岳(34km、2931m)、中岳(2925m)、木曽駒ヶ岳(33km、2956m)、茶臼山(30km、2653m)です。
2016-02-05 10:27
2015年11月09日(月)
守屋山から(2)
 守屋山東峰(標高1631m)から15分ほどで守屋山西峰(標高1650m)に到ります。すでに正午を過ぎていましたが、西峰からは360度の展望を楽しむことができました(2015年11月4日)。東峰からは西峰に隠れて見えなかった木曽の御嶽山を望むことができます。

 北方眼下に諏訪湖が広がっています。東峰からよりも広い範囲を眺められます。湖の背後の丘陵に、美ヶ原の最高点の王ヶ頭(おうがとう 2034m)、王ヶ鼻(おうがはな)、鉢伏山、高ボッチがあります。


 諏訪湖の右手に霧ヶ峰の車山、北東に蓼科山、車山と蓼科山の間に浅間山と浅間山の第一外輪山の黒斑山(くろふやま)が見えます。


 北八ヶ岳です。横岳は、南部の横岳と区別するために北横岳ということが多いです。天狗岳は、東天狗岳(標高2640m)と西天狗岳(2646m)からなりますが、ここからはほとんど重なります。箕冠山(みかぶりやま)が北八ヶ岳の最南のピークです。


 東方に八ヶ岳の南部の山々が連なっています。夏沢峠が北八ヶ岳と南八ヶ岳の境目です。権現岳のピークは西峰(ギボシあるいは東ギボシ)だと思います。赤岳の手前に阿弥陀岳があるのですが、この写真では不明瞭でしょう。


 赤岳の付近を、画像処理して奥行きがわかるようにしてみました。手前の阿弥陀岳とその背後の赤岳が区別できると思います。


 南ないしやや東寄りに南アルプスの山々が望めます。


 甲斐駒ヶ岳から仙丈岳までです。
 駒ヶ岳-鋸岳の稜線は駒ヶ岳から北西に延びています。駒ヶ岳−駒津峰−小仙丈岳−仙丈岳−大仙丈岳の稜線は駒ヶ岳から南西に延びています。これらの稜線は山梨県と長野県の県境となっています。


 仙丈岳の右側遠方に塩見岳より南に位置する南アルプスの山々が見えます。悪沢岳は荒川東岳とも呼ばれます。
 塩見岳、悪沢岳(荒川東岳)、赤石岳、大沢岳、聖岳(ひじりだけ)は静岡県静岡市(こんな山奥まで静岡市です)と長野県の境界ないしは境界付近(悪沢岳は静岡市側)にあります。聖岳は大沢岳より南でより遠方に位置しています。
 右端の二児山(ふたごやま)は南信州大鹿村と伊那市の境にある山で、距離的には塩見岳よりもずっと近いところにあります。文字通り2つのピーク、東峰と西峰からなります。


 中央アルプスと木曽の御嶽山(おんたけさん)です。
 茶臼山と大棚入山(おおだないりやま)は、細長く南に突き出た塩尻市と西側の木曽町との境にある山、経ヶ岳(きょうがだけ)と仏谷(ほとけだに)は東側の境界付近の山です。


 中央アルプスの主要部分です。木曽駒ヶ岳は中央アルプスの最高峰です。伊那前岳は主脈稜線上にはなく、宝剣岳から東に伸びる尾根上のピークです。なお駒ヶ岳、中岳、宝剣岳、伊那前岳を含めて全体を木曽駒ヶ岳と総称することもあります。
 山名の読み方:仙涯嶺(せんがいれい)、空木岳(うつぎだけ)、東川岳(ひがしかわだけ)、檜尾岳(ひのきおだけ)、濁沢大峰(にごりさわおおみね)、宝剣岳(ほうけんだけ)


 ほぼ西方に木曽の御嶽山が望めます。剣ヶ峰の付近に噴煙があがっています。肉眼でも確認できました。
2015-11-09 21:29
2015年11月08日(日)
守屋山から(1)
 杖突峠の守屋山登山口(標高約1230m)にある駐車場から歩いて約1時間、守屋山東峰(標高1631m)に立つとほぼ360度の素晴らしい眺望が広がっていました。北アルプスや乗鞍岳の3000メートル級の山々はすっかり真っ白になっていました(2015年11月4日)。

 守屋山東峰から西〜北の眺望です。真っ白な山々が乗鞍岳および北アルプスの山々です。北アルプスは西峰から望むと樹木の先端がちょっぴり前景に入ってしまうので、写真を撮るにはここ東峰からの方がよいです。
 右端の湖は諏訪湖です。後立山(うしろたてやま)連峰とは、富山県と長野県の県境に連なる山々で、白馬岳から針ノ木岳あたりまでです。富山県側から見て立山連峰の背後にあることから、「後立山」と呼ばれます。


 焼岳から常念岳までです。穂高連峰、槍ヶ岳はすでに雪山です。
 霞沢岳(かすみさわだけ)と小嵩沢山(こたけざわやま)は、長野県松本市安曇の島々から上高地への旧道にある徳本峠(とくごうとうげ 標高2135m)の近くの山です。
 蝶ヶ岳は、常念岳から延びている稜線(常念山脈)上のピークです。


 穂高連峰の主要部を拡大します。


 槍ヶ岳の付近を拡大します。


 常念岳から後立山連峰です。白馬岳までは100km近くありますが、よく見えています。
 長野県大町市に位置する餓鬼岳(がきだけ)は、峻険な岩場や崖続きの山であり、一説には「崖岳」がなまったのだそうです。


 燕岳から餓鬼岳のあたりに、立山連峰の龍王岳、雄山、剱岳などが真っ白な頭をちょっぴりのぞかせています。雄山は立山のひとつです。立山とは雄山(おやま)、大汝岳(おおなんじだけ 3015m)、富士ノ折立(ふじのおりたて 2999m)の総称です。
 蓮華岳、針ノ木岳、岩小屋沢岳(いわこやざわだけ)は長野県と富山県の県境に位置します。


 後立山連峰の鹿島槍ヶ岳から小蓮華山(これんげさん)です。鹿島槍ヶ岳は南峰と北峰からなる双耳峰です。白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳を白馬三山と呼びます。小蓮華山は大日岳とも呼ばれるようです。


 乗鞍岳も八ヶ岳と同様に、多くの山々の総称です。岐阜県と長野県にまたがる活火山で、最高峰は剣ヶ峰(標高 3026m)です。摩利支天岳、恵比寿岳、大黒岳、大丹生岳(おおにゅうだけ)、四ッ岳は、手前の小鉢盛山(こはちもりやま 2374m)から鉢盛山(2446m)の尾根の上に白い山頂部だけが見えるだけです。小鉢盛山は恵比寿岳の手前のピーク、その尾根を右にたどった右端の盛り上がりが鉢盛山の山腹です。


2015-11-08 18:06
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