2013年12月17日(火)
笛吹川フルーツ公園から
 山梨市の笛吹川フルーツ公園を訪れました(2013年12月12日)。翌朝、フルーツ公園の上にある“ほったらかし温泉”で露天風呂に浸かって日の出を待ちました。快晴だろうと思っていたのですが、太陽が出る辺りから富士山の方面にかけて雲がたなびいていました。明瞭な日の出の瞬間はわかりませんでしたが、薄い雲が鮮やかなオレンジ色に染まり、日の出を拝むことができました。

 夕暮れ時にフルーツ公園のホテルから眺めた大菩薩嶺から大菩薩峠です。雷岩、妙見ノ頭(みょうけんのかしら)が夕日に映えています。


 小金沢連嶺の稜線上の大谷ヶ丸と滝子山だけが夕日に照らされています。高尾山は勝沼ぶどう郷駅の裏手の山です。甲州高尾山とも呼ばれます。手前は甲州市勝沼の市街地です。


 富士山西面(右側)が最後の夕日を受けて輝いています。御坂黒岳、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳は御坂山地の稜線(富士河口湖町と笛吹市の境界)上の山々です。釈迦ヶ岳と大栃山は甲府盆地寄りの山で、笛吹市にあります。


 日の出の時は富士山に雲はかかっていなかったのですが。富士山の左手は逆光となるので富士山の右手を撮りました。節刀ヶ岳、鬼ヶ岳、王岳、三方分山(さんぽうぶんざん)は御坂山地の稜線上の山々です。三方分山は、その名の通り、山域が甲府市、富士河口湖町、身延町の3つの区域に分けられています。釈迦ヶ岳は笛吹市の釈迦ヶ岳とは別の山で、この釈迦ヶ岳は甲府市と市川三郷町の境界にあります。毛無山は、同名の山が河口湖の近くにありますが、この毛無山は山梨県身延町と静岡県富士宮市の境界線上の天地山地に属する山です。毛無山の右にとがったピークが見えますが、地理院地図に“1904”と記されている無名のピークのようです。


 フルーツ公園のホテルから午前8時頃に眺めた大菩薩、小金沢連嶺の稜線上の山々です(湯ノ沢峠と大鹿峠の鞍部は手前の山に隠されて見えません)。石丸峠から湯ノ沢峠までの稜線を(北)小金沢連嶺、湯ノ沢峠から滝子山に到る稜線は南小金沢連嶺と呼ばれるようです。南小金沢の稜線は、大谷ヶ丸の付近を除いて手前の山々(宮宕山や1490m、1414mのピーク)に隠れて見えません。1414mは地理院地図に1413.6と記されているピーク、1490mは嵯峨塩鉱泉の西のピークで、標高は地図の等高線からの推測です。
 ホテルの附属建物の屋根の尖端の左、平地にぽっこりと盛り上がっている丘陵地は、塩山の地名の由来になった塩ノ山(553m)です。

山名の読み
牛奥ノ雁ヶ腹摺山:うしおくのがんがはらすりやま、川胡桃沢ノ頭:かわくるみざわのかしら、白谷丸:しらやまる、宮宕山:みやごさん、大谷ヶ丸:おおやがまる、浜立山:はまたてやま、米沢山:よねざわやま
2013-12-17 20:35
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