2014年12月02日(火)
平沢峠の獅子岩から
 平沢峠は清里・野辺山界隈の絶景スポットです。峠の駐車場のすぐ近くにある獅子岩(標高1454m)の上に登って眺望を楽しみました(2014年11月27日)。ちょっと残念だったのは赤岳と権現岳の付近にかかっていた雲がとれなかったことです。

 獅子岩から南〜西〜北西方面のパノラマです。八ヶ岳の広大な山麓が広がっています。南アルプスはシルエットです。


 八ヶ岳の主峰赤岳と権現岳です。横岳の山頂付近にはいくつもの小ピークが並んでいます。最高のピーク(2829m)は八ヶ岳最高峰の赤岳に次ぐ高さです。三叉峰(さんしゃほう)は佐久方面へ延びる杣添尾根(そまぞいおね)の起点です。
 手前の2つのピーク、牛首山と扇山は赤岳の真教寺尾根のピークです。


 南アルプスの山々です。雨乞岳、白岩岳、釜無山は、入笠山(八ヶ岳の山裾に隠されます)から鋸岳へ続く尾根上の山です。この尾根は長野県の伊那市と富士見町の境界線です。この尾根が八ヶ岳の山麓と交わるところに中央アルプスの木曽駒ヶ岳が真っ白な山頂を覗かせています(次の写真を参照してください)。
 なお鋸岳の右の編笠山(2514m)は八ヶ岳南部の編笠山(2524m)とは別の山です。


 中央アルプスが見える付近を拡大します。木曽駒ヶ岳と中岳(木曽駒ヶ岳と宝剣岳の中間のピーク)が確認できます。木曽駒ヶ岳の手前、緩やかな山頂の程久保山(ほどくぼやま)は釜無山から入笠山(1995m)へほぼ南北に続く尾根の中間付近の山です。


 甲斐駒ヶ岳と鋸岳の付近を拡大し、コントラストを向上させました。甲斐駒−鋸岳の稜線上の三ツ頭(2580m)はちょうど烏帽子岳の向こうになります。
 鋸岳第1高点の右下に、甲斐駒の日向八丁尾根の中間に位置する大岩山(2319m)の尖った山頂が認められます。
 甲斐駒摩利支天と栗沢山との間の切れ目に見えるのは仙塩尾根(仙丈岳から塩見岳へ続く尾根)です。


 南アルプスの最高峰の北岳と2番目の間ノ岳、これらのピークを通る尾根の北端の小太郎山、および鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)です。
 北岳の手前に連なる尾根は、高嶺(たかね、たかみね)から赤薙沢ノ頭(あかなぎさわのかしら)、広河原峠を経てアサヨ峰、栗沢山へ到る早川尾根です。


 鳳凰三山から大崖頭山(おおがれあたまやま)に到る尾根です。


 八ヶ岳の反対側に目を転じると奥秩父の金峰山から小川山への稜線(山梨・長野県境)があります。いくつもの岩峰をもつ独特の山容の瑞牆山(みずがきやま)が見えます。間近のピークは木賊ノ頭(とくさのかしら)です。小川山−信州峠−木賊ノ頭の尾根は山梨県と長野県の県境です(木賊ノ頭のピークはわずかに長野県側)。
2014-12-02 11:27
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