2015年05月18日(月)
新緑の那須
 4月は雨の日が多かったうえに忙しかったので、山の遠望に出かける機会がありませんでした。連休の喧噪も一息ついた頃、山の相棒と那須に出かけました(2015年5月15日)。ロープウェイの山頂駅から那須岳(茶臼岳)の山頂へ。山頂付近は岩がごろごろしていますが、2本のストックを使って1時間たらずで登りました。
 快晴なのですが、この時期は霞がかかって遠望はまったく望めませんでした。

 途中、那須高原展望台(恋人の聖地)に立ち寄りました。1月に来たときには冬景色でしたが、今は山腹は新緑に包まれていました。
 那須岳とは那須の山々の総称ですが、多くの場合、主峰の茶臼岳の別称です。右端の鬼面山は朝日岳の東に位置する笹藪の密集する山とのことです。
 なお“黒尾谷岳”は「くろおやだけ」、“南月山”は「みなみがっさん」です。


 茶臼岳の山頂から北に続く那須の山々、および北西方向の栃木-福島県境の山々です。朝日岳は岩峰の山です。三本槍岳(さんぼんやりだけ)は那須の山々の最高峰です。
 三本槍岳、流石山(ながれいしやま)、大倉山(おおくらやま)、赤柴山(あかしばやま)、男鹿岳(おじかだけ)は栃木県と福島県の県境に位置します。三倉山(みくらやま)は少し福島県側に入った所にあります。なお大倉山は少し東寄りのピーク(1831m)を、また流石山は三角点(1812.5m)のピークを指すこともあるようです。


 那須岳の御鉢をまわって、峰の茶屋跡避難小屋に向かって下りました。峰の茶屋跡より少し上にある休憩場所から望む朝日岳方面です。
 右寄りにある赤い屋根が峰の茶屋跡避難小屋(標高1720m)です。
 1900m峰は茶臼岳−三本槍岳への縦走路上のピークです。
 縦走路の熊見曽根(くまみそね)から隠居倉(いんきょぐら)を下りると三斗小屋温泉に到ります。


 振り向けば茶臼岳がそびえています。荒々しい活火山の容貌です。山頂の右下に水蒸気あるいは火山ガスが噴出している個所があります。写真の平坦な登山道を右へ行くと、山を回り込んだ付近に火山ガスがもっと激しく噴出している「無間地獄」があります。
2015-05-18 21:13
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