2016年02月29日(月)
遠望の山々(保存版)
 これまで「遠望の山々」を掲載していた J:COM のブログサービスが 2017年1月31日をもって終了するというので、これまでの記事をこちらに移しました。保存版です。更新はいたしません。2016年3月以降は こちら です。
2016-02-29 12:00
2016年02月08日(月)
諏訪大社上社から
 守屋山に登った日は諏訪の毒沢温泉神乃湯でくつろぎました。翌日、諏訪大社の四宮(上社の春宮と秋宮、下社の本宮と前宮)をすべて訪れました(2016年1月28日)。本宮にある説明板によりますと、守屋山は「諏訪大神の御神霊が宿る御神体山」とのことです。

 諏訪大社上社本宮の東参道入り口付近に八ヶ岳の景色が望める金子茶房があります。建物の屋根や電線に邪魔されずに八ヶ岳を眺めたかったので、この茶房に入ってコーヒーを注文し、見晴らしのよい2階に席を取りました。次の写真は茶房の2階からの八ヶ岳です。右から編笠山(21km、2524m)、権現岳(22km、2707m)、旭岳(2672m)、阿弥陀岳(22km、2805m)、横岳(23km、2829m)、硫黄岳(22km、2760m)、根石岳(2603m)、天狗岳(21km、2646m)、中山(22km、2507m)です。


 主峰の赤岳(23km、2899m)は阿弥陀岳(22km、2805m)にちょうど重なってしまいますが、阿弥陀岳の左右の斜面の上に出ている黒っぽい部分は赤岳の山腹です。
 峰の松目(21km、2567m)は硫黄岳(22km、2760m)から西に延びる尾根上のピークです。


 諏訪大社上社前宮の脇の道路から眺める八ヶ岳です。天狗岳(20km、2646m)、中山(21km、2507m)、丸山(20km、2330m)、茶臼山(2384m)、縞枯山(2403m)、北横岳(20km、2473m)です。


 前宮脇の道路をもう少し登ると、天狗岳の方は見えなくなりますが蓼科山(19km、2530m)が頂部が見えてきます。なお坪庭(19km、2237m)の標高は八ヶ岳ロープウェイの山頂駅の標高です。
2016-02-08 10:51
2016年02月06日(土)
守屋山西峰から
 守屋山東峰から20分ほどで西峰(1650m)に着きます。単に守屋山と言えばこの西峰を指すでしょう。この山頂に立つと、東峰からは西峰に隠れて見えなかった木曽の御嶽山(おんたけさん)を望むことができます。山の遠望を楽しみながら、おにぎりを頬張りました(2016年1月27日)。守屋山からは八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、つまり日本のめぼしい山々を眺めることができるのですが、富士山だけは見えません。

 山頂から見る八ヶ岳連峰です。横岳の下、手前の丸みのある雪原が守屋山の東峰(直線距離0.8km、標高1631m)です。左から権現岳(24km、2707m)、赤岳(25km、2899m)、横岳(2829m)、硫黄岳(25km、2760m)、縞枯山(25km、2403m)、北横岳(2473m)、蓼科山(24km、2530m)です。


 八ヶ岳の主峰の赤岳(25km、2899m)とその前に位置する阿弥陀岳(24km、2805m)です。


 蓼科山(24km、2530m)と霧ヶ峰の車山(18km、1925m)の間に浅間山(60km、2568m)とその外輪山の黒斑山(くろふやま、60km、2404m)が見えます。


 諏訪湖の北側の山々です。左から車山(18km、1925m)、鷲ヶ峰(19km、1798m)、美ヶ原(29km、2034m)、王ヶ鼻(2008m)、鉢伏山(22km、1928m)、高ボッチ(19km、1665m)です。


 御嶽山(56km、3067m)と、その東に位置する仏谷(23km、2184m)、黒沢山(20km、2127m)、経ヶ岳(22km、2296m)です。


 南アルプスの山々です。甲斐駒ヶ岳(27km、2967m)、鋸岳(23km、2685m)、北岳(35km、3193m)、仙丈岳(29.5km、3033m)、それぞれ特徴的な山の形をしています。東峰からの眺めとほとんど同じですが、西峰からは鳳凰三山の観音岳(35km、2840m)の山頂がかろうじて見えます(写真の領域で左クリックして拡大、もう一度左クリックして拡大すればわかるでしょう)。
2016-02-06 17:27
2016年02月05日(金)
守屋山東峰から
 杖突峠の守屋山登山口(標高約1230m)の駐車場は雪野原でした。登山道はサクサクとした雪に覆われていました。樹木の中の登山道を1時間半ほど登って守屋山東峰(標高1631m)に着きました。山頂に立つと360度のパノラマが待っていました(2016年1月27日)。

 間近に八ヶ岳の山々が広がっています。北の蓼科山(直線距離23km、標高2530m)から南の編笠山(22km、2524m)まで八ヶ岳の主な山々がほぼすべて望めます。主峰赤岳(24km、2899m)の前面には阿弥陀岳が重なっています(2番目の写真参照)。編笠山の右斜面に金峰山(48km、2599m)が見えています。


 八ヶ岳の主要部分です。阿弥陀岳(2805m)の右斜面の上に赤岳(2899m)が重なっているのがわかります。左端の天狗岳は西天狗岳(23.5km、2646m)です。東天狗岳(2640m)は背後に隠れて見えません。


 北アルプスです(少しピントが甘いですが)。北部の山々には雲がかかっていました。蓮華岳(72km、2799m)と岩小屋沢岳(いわこやざわだけ、76km、2630m)が確認できました。


 乗鞍岳(52km、3026m)から穂高・槍、常念岳(52km、2857m)、大天井岳(57km、2922m)までです。残念ながら一部雲に隠れていました。山の上からは奥穂高岳と思っていたピークは実は前穂高岳でした。
 鉢盛山(はちもりやま、2446m)は一等三角点のある山です。小嵩沢山(こたけざわやま、2387m)は、上高地に歩いて入るときに越える徳本峠(とくごうとうげ)の南東のピークです。


 槍ヶ岳(58km、3180m)、大喰岳(3101m)、中岳(3084m)、南岳(3033m)と北穂高岳(55km、3106m)、涸沢岳(3110m)、前穂高岳(53km、3090m)です。前穂高岳は見えているのに、そのすぐ背後の奥穂高岳(54km、3190m)やジャンダルムは雲の中です。
 蝶ヶ岳(49km、2677m)を通る手前の尾根は常念岳、大天井岳に到ります。赤岩岳(56km、2769m)は大天井岳から槍ヶ岳へ通じる喜作新道にあるピークです。


 南アルプスです。甲斐駒ヶ岳(26km、2967m)、鋸岳(23km、2685m)、北岳(35km、3193m)、仙丈岳(28.5km、3033m)、塩見岳(44km、3047m)、荒川東岳(悪沢岳とも、52km、3141m)が目につきます。


 南北に連なる中央アルプスです。ちょうど逆光となるので、少し霞んでいます。この中では念丈岳(ねんじょうだけ、44km、2291m)が最南です。ここから東に伸びる尾根上に池ノ平岳(43km、2327m)があります。空木岳(うつぎだけ、38km、2864m)、木曽駒ヶ岳(33km、2956m)はそれぞれ南と北の主峰です。大棚入山(おおだないりやま、30km、2375m)が最北です。


 中央アルプスの主要部です。南から仙崖嶺(せんがいれい、40km、2734m)、南駒ヶ岳(2841m)、空木岳(38km、2864m)、東川岳(ひがしかわだけ、2671m)、檜尾岳(ひのきおだけ、2728m)、濁沢大峰(にごりさわおおみね、2724m)、宝剣岳(34km、2931m)、中岳(2925m)、木曽駒ヶ岳(33km、2956m)、茶臼山(30km、2653m)です。
2016-02-05 10:27
2016年02月02日(火)
再度、釈迦堂PAから
 釈迦堂PAに先月半ばに立ち寄ったときには、南アルプスは霞んで見えませんでしたが、今回はよく見えていました(2016年1月27日)。

 聖岳(ひじりだけ、距離58km、標高3013m)、赤石岳(55km、3120m)、荒川岳から白峰三山(農鳥岳、間ノ岳、北岳(43km、3193m))、鳳凰三山(薬師岳、観音岳(38km、2840m)、地蔵岳)、甲斐駒ヶ岳(45km、2967m)まで延々と連なっています。聖岳は白い頂上がわずかに見えているだけです。
 大蔵経寺山(だいぞうきょうじやま、8.5km、716m)、鹿穴(ししあな、990m)は甲府市の背後の尾根上のピークです。


 白峰三山の3000mを超える稜線は白銀に輝いています。その手前右に辻山(36km、2585m)、鳳凰三山、アサヨ峰の山塊がどっしりと横たわり、その右奥に甲斐駒ヶ岳がそびえています。


 北方に連綿と連なる奥秩父の山々です。
 棚山(11km、1171m)、水ヶ森(1553m)、鳥屋山(1383m)、一ツ木山(ひとつぎさん、17km、1525m)のピークは山梨市と隣接市との境界ないしは山梨市にあり、広義の奥秩父の南西部です。
 金峰山(26km、2599m)、朝日岳(26km、2579m)、国師岳(国師ヶ岳とも、25km、2592m)、木賊山(29km、2469m)、破風山(29km、2318m)、雁坂嶺(29km、2289m)は奥秩父の主脈で、山梨県と長野県または埼玉県との県境に位置します。黒金山(22km、2232m)と乾徳山(20km、2031m)は山梨市にあり、奥秩父の南部の山です。


 金峰山(26km、2599m)の付近です。大沢ノ頭(大沢山とも、15km、1673m)、小楢山(こならやま、16km、1713m)は山梨市の山です。北奥千丈岳(25km、2601m)は奥秩父山域の最高峰で、山梨-長野県境より少し山梨側(山梨市)にあります。
2016-02-02 14:18
2016年01月30日(土)
中央道から
 相棒と守屋山に登ろうと、中央道を諏訪ICに向けて走っていました。天気は快晴、開けたところに来ると前方に山の景色が広がります。今回は相棒が運転していましたので、助手席からフロントガラス越しに写真を撮っていました(2016年1月27日)。

 大月JCT手前から見る滝子山です。三角点のあるピークは1590mですが、最高点は1620mです。大菩薩から続く小金沢連嶺の南端のピークです。


 釈迦堂PAの手前、正面に赤石岳、荒川岳が望める地点があります。荒川岳はいくつかのピークの集合体で、最高峰は荒川東岳(東岳、悪沢岳とも、3141m)、千枚岳(2880m)も荒川岳に含めるようです。赤石岳(3120m)は一等三角点のある最高峰です。聖岳(ひじりだけ)は白い頂上付近だけが見えています。前聖岳(3013m)、奥聖岳(2982m)、小聖岳(2662m)がありますが、前聖岳が最高峰です。荒川岳、赤石岳、聖岳は静岡県と長野県の県境ないししその付近に位置します。
 保利沢山(2545m)、生木割山(なまきわりやま、2539m)、這松尾(はいまつお、2545m)は静岡県と山梨県の県境ないしその付近に位置します。徳右衛門岳(とくえもんだけ、2599m)は、塩見岳から南東に延びる尾根上にあり、静岡県の山です。


 釈迦堂SAの手前に白峰(しらね)三山(北岳 3193m、間ノ岳 3190m、農鳥岳 3026m)が眼前に広がるところがあります。中白根(中白峰、中白根山とも、3055m)は北岳と間ノ岳の中間のピークです。
 右端近くの辻山(2585m)は手前の稜線のピークです。この稜線を左にたどると、中白根の下に大崖頭山(おおがれあたまやま、2186m)、さらに左にたどり、間ノ岳から延びる尾根と交わるように見えるあたりに夜叉神峠(1770m)があります。


 甲府昭和IC付近から望む八ヶ岳です。八ヶ岳の主峰、魅力的な姿の赤岳(2899m)がそびえています。その右にはギザギザしている横岳(横岳奥の院、2829m)が連なっています。左には阿弥陀岳(2805m)が対峙しています。阿弥陀岳と赤岳の真ん中に中岳(2805m)のピークがあります。
 権現岳は東峰(2715m)と西峰(ギボシ、東ギボシ、2707m)からなる双耳峰です。西峰は東ギボシと西ギボシ(2650m)からなります。
 編笠山(2524m)は八ヶ岳連峰の最南端の山です。


 韮崎ICと須玉ICの中間付近からの八ヶ岳です。権現岳から南東に延びる尾根上の三ツ頭(2580m、みつがしら)が権現岳の前面にでてきました。また阿弥陀岳が三ツ頭に近づいてきました。
 赤岳の真経寺尾根状の扇岳(2357m)と牛首山(2280m)が右端近くに目立ってきました。


 長坂IC手前からの八ヶ岳です。阿弥陀岳は三ツ頭に隠れてしまいました。権現岳の3つのピーク(権現岳東峰、ギボシ、西ギボシ)は三ツ頭から南に(左に)延びる稜線上に頭を出しています。

2016-01-30 22:16
2016年01月12日(火)
関八州見晴台から
 顔振峠から奥武蔵グリーンラインを西へ、関八州見晴台の入口へ。車を駐め、少し登ると見晴台(標高 770m)に出ます。関東八州(安房、上野、下野、相模、武蔵、上総、下総、常陸)が見晴らせるとのことですが、昼近くなったらより霞んできて日光連山や東京都心方面は何も見えませんでした(2016年1月4日)。

 富士山(おおよそ南西方向に直線距離79km)もかなり霞んでおり、広い範囲を写真に撮るとほとんど目立たないので、富士山の付近だけを撮影し、さらにコントラストを改善しました。
 棒ノ嶺(棒ノ折山、距離11km)は、御前山(距離23km)から鋸岳へ続く尾根の下の濃い稜線上のピークです。棒ノ嶺は都県境に、川苔山(かわのりやま、川乗山、距離15km)は都県境より少し南、東京都側に位置します。


 富士山の右手の都県境尾根またはその付近の山々です。日向沢ノ峰(ひなたざわのうら、距離14km)、蕎麦粒山(そばつぶやま)、日向谷ノ頭(ひなただにのかしら、距離19km)、酉谷山(とりたにやま、距離20km)は都県境に位置します。大平山(距離17km)は都県境より少し北、埼玉県側です。手前のピークが伊豆ヶ岳(851m、距離6km)です。右端近くの大持山(1394m、距離11km)は武甲山の南に位置します。


 上の写真のさらに右手です。武甲山(1304m、距離11km)がほぼ西方になります。大持山、小持山、武甲山は日向谷ノ頭から北へ延びる尾根上にあります。
 三宝山(さんぽうざん、2483m、距離90km)は甲武信岳の北、埼玉県秩父市と長野県の県境の山で、埼玉県の最高峰です。
 両神山(りょうがみやま、1723m、距離35km)は秩父市と小鹿野町の境界にあり、群馬県に近いです。
 蔦岩山(つたいわやま、距離8.5km)は、二子山から武川岳(たけかわだけ、1052m)へ続く尾根上のピークです。なお武川岳は、大持山と子持山の中間のピークのすぐ下の尾根上のピークです。
 二子山の雄岳(883m、距離8km)のすぐ右のピーク(両神山の下です)が二子山の雌岳(870m)です。
 虚空蔵峠(こくぞうとうげ、距離4.5km)から尾根を南へたどると正丸峠に通じます。正丸峠(距離5.6km)は木の枝の先端付近のくぼんだ地点です。


 秩父市のシンボルである武甲山(1304m)をクローズアップします。武甲山は北側の斜面が石灰岩質で、石灰岩の採掘が行われています。


 両神山の方面です。両神山は、最高峰の剣ヶ峰、東岳、西岳など複数のピークの総称です。
 手前の2つのピークが二子山(ふたごやま)の雄岳と雌岳です。
 御座山(おぐらやま、距離56km)は長野県と群馬県の県境より少し長野県側にある山です。
 虚空蔵峠から少し南の、無名のピークの標高(約780m)は地図の等高線から読み取った値です。

2016-01-12 10:16
2016年01月08日(金)
顔振峠から
 正月明けの月曜日、むかし子供を連れてよく歩いた奥武蔵の顔振峠(こうぶりとうげ 標高500m)を車で訪れました(2016年1月4日)。よく晴れた日ですが、冬にしては暖かすぎる気温で、遠方はかなり霞んでいましたが、富士山を望むことはできました。

 南西方向の富士山とそのまわりの山々です。大岳山(おおだけやま)、御前山(ごぜんやま)は奥多摩主脈上の山、棒ノ嶺(棒ノ折山、ぼうのおれやま)と日向沢ノ峰(「ひなたざわのうら」と読むようです)は東京都と埼玉県の都県境尾根上の山、本仁田山(ほにたやま)と川苔山(かわのりやま、川乗山)は日向沢ノ峰の南に位置する奥多摩山域の山です。大岳山は特徴的な山容で目印となる山です。


 富士山のコントラストを改善しました。ここから見る富士は七合目より上で、今年は雪が少ないとはいえ、北側斜面なので真っ白です。鋸山は奥多摩主脈上の、大岳山と御前山の中間のピークです。


 川苔山の右手の山々です。日向沢ノ峰(ひなたざわのうら)、蕎麦粒山(そばつぶやま)、天目山(三ツドッケ)、日向谷ノ頭(ひなただにのかしら)は都県境尾根上の山々です。大平山(おおひらやま)は都県境尾根より少し埼玉県側に位置します。ほぼ西方のピーク、大持山(おおもちやま)は、日向沢ノ峰から武甲山まで北に延びる尾根上の山です。大持山の下、手前の尾根のピークが奥武蔵で代表的な伊豆ヶ岳(標高 851m)です。

2016-01-08 14:39
2015年12月26日(土)
みさか桃源郷公園から
 翌日もよい天気でしたが、朝のうちは地表付近は霧が立ちこめていました。11時頃、笛吹市のみさか桃源郷公園を訪れてみました(2015年12月19日)。

 南アルプスの全貌です。残念ながら甲斐駒ヶ岳、北岳、農鳥岳は雲に隠れていました。
 笊ヶ岳(ざるがたけ)、這松尾(はいまつお)は大井川の東、静岡県静岡市と山梨県の県境にあります。聖岳(ひじりだけ)、赤石岳は大井川の西、静岡市と長野県の県境にあります。荒川岳は主峰の荒川東岳(別名悪沢岳)や千枚岳などいくつかのピークの総称です。荒川東岳は静岡-長野の境界より静岡側に位置します。頂上付近を覗かせている蝙蝠岳(こうもりだけ)は山梨-静岡県境の稜線と長野−静岡県境の稜線の中間に位置します。
 櫛形山は甲府盆地の西南にどっしりと座っている山で、山の名はつげ櫛のような山容に由来します。


 赤石岳、小赤石岳と荒川東岳、千枚岳です。荒川岳の右手前の源氏山と大峠山は櫛形山の南に位置しています。大峠山は一等三角点の山です。


 白峰(しらね)三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)は、間ノ岳だけがよく見えます。


 鳳凰(ほうおう)三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)は雲の上です。
 背後に雲があるので千頭星山(せんとうばしやま)の輪郭がくっきりと浮き出ています。雲の下、草原状の筋のあるところが甘利山の山頂です。


 奥秩父方面です。拡大する(写真の上で左クリック、もう一度左クリック)と金峰山の山頂の五丈岩がわかるでしょう。大沢ノ頭の左背後の朝日岳が雲に覆われてしまったので、大沢ノ頭のピークと小楢山が目立ちます。手前のなだらかに見える大丸戸尾根の背後に北奥千丈岳が確認できます。
 乾徳山と黒金山は山梨市に位置します。破風山(西破風山)は山梨県山梨市と埼玉県秩父市の県境にあり、奥秩父の主脈稜線上の山です。鞍部の笹平を稜線に沿って左(西)に行くと木賊山(2469m)、甲武信岳(2475m)へ到ります。これらの山はともに乾徳山の背後になります。

2015-12-26 11:00
2015年12月23日(水)
またまた笛吹川フルーツ公園から
 笛吹川フルーツ公園の丘の上から夕陽に照らされる山々を眺めました(2015年12月18日)。

 夕陽を受ける富士山、御坂山地と笛吹市の市街です。
 黒岳(御坂黒岳)、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳の稜線は山梨県の富士河口湖町と笛吹市の境界線です。釈迦ヶ岳は御坂の主脈より谷をひとつ隔てて笛吹市側にあります。大栃山(黒駒富士)はさらに谷をひとつ隔てており、山頂からは甲府盆地が一望できるようです。


 望遠で撮影した夕日に映える富士山の山頂です。


 日没直前の夕陽に照らされた大菩薩の山々です。
 大菩薩嶺(だいぼさつれい)は大菩薩連嶺の最高峰ですが、山頂は樹林帯の中で展望はまったくありません。大菩薩峠は、江戸時代は武蔵国と甲斐国を結ぶ裏街道であった青梅街道の重要な峠であったとのことです(現在の青梅街道は柳沢峠経由です)。
 大菩薩峠から300m余の親不知ノ頭(おやしらずのかしら)からは富士山、南アルプスから八ヶ岳の南部までの眺望が楽しめます。
 天狗棚山(てんぐだなやま)は小金沢連嶺の北端のピークです。
2015-12-23 21:48
2015年12月22日(火)
釈迦堂PAから
 中央道を下っているとき、天気がよかったので例によって釈迦堂PAに入り、遺跡博物館への階段を上がりました(2015年12月18日)。正午を過ぎた頃、晴れてはいるのですが風はなく、山々は非常に霞んでいました。南アルプスの山々はシルエットが確認できるだけでした。以前と同じ場所から同じ方向ですが、山は季節でも時間でも装いを変えるので何回望んでも飽きることはありません。

 奥秩父の山々もかなり霞んでいましたが、画像処理をしたらまともな写真になりました。甲府市と隣接する笛吹市、山梨市の境界付近から奥秩父の山々です。
 左端の鹿穴(ししあな)は甲府市の三等三角点のあるピークです。その右の約990mのピークは兜山の稜線上の最高点です。兜山(標高 913m)はこのピークの少し左の山腹にあります。兜山は笛吹市の山で、山梨百名山に数えられています。棚山は笛吹市と山梨市の境界です。
 水ヶ森(みずがもり)は甲府市と山梨市の境界、鳥屋山、一ツ木山は山梨市に位置します。
 金峰山(きんぷさん)は山梨県甲府市と長野県の境界に位置します。手前の大沢ノ頭と小楢山(こならやま)は山梨市の山です。小楢山は山梨百名山の一つで、山頂からは甲府市や御坂山地、富士山が一望できるとのことです。
 国師岳(こくしだけ、国師ヶ岳)、木賊山(とくさやま)は山梨県山梨市と長野県の境界に位置します。黒金山(くろがねやま)と乾徳山(けんとくざん)は山梨市の山で、ともに山梨百名山です。木賊山のすぐ左にあるはずの甲武信岳(こぶしだけ、甲武信ヶ岳 2475m)は、黒金山から東に伸びる稜線に隠れてしまうようです。


 南アルプス方面はとても霞んでいました。写真は甲斐駒ヶ岳です。距離は奥秩父程度ですが、シルエットだけです。下端の市街は甲府市です。大蔵経寺山(だいぞうきょうじやま)は甲府市の背後の山で、平らな稜線の左端付近が山頂です。
2015-12-22 20:40
2015年11月09日(月)
守屋山から(2)
 守屋山東峰(標高1631m)から15分ほどで守屋山西峰(標高1650m)に到ります。すでに正午を過ぎていましたが、西峰からは360度の展望を楽しむことができました(2015年11月4日)。東峰からは西峰に隠れて見えなかった木曽の御嶽山を望むことができます。

 北方眼下に諏訪湖が広がっています。東峰からよりも広い範囲を眺められます。湖の背後の丘陵に、美ヶ原の最高点の王ヶ頭(おうがとう 2034m)、王ヶ鼻(おうがはな)、鉢伏山、高ボッチがあります。


 諏訪湖の右手に霧ヶ峰の車山、北東に蓼科山、車山と蓼科山の間に浅間山と浅間山の第一外輪山の黒斑山(くろふやま)が見えます。


 北八ヶ岳です。横岳は、南部の横岳と区別するために北横岳ということが多いです。天狗岳は、東天狗岳(標高2640m)と西天狗岳(2646m)からなりますが、ここからはほとんど重なります。箕冠山(みかぶりやま)が北八ヶ岳の最南のピークです。


 東方に八ヶ岳の南部の山々が連なっています。夏沢峠が北八ヶ岳と南八ヶ岳の境目です。権現岳のピークは西峰(ギボシあるいは東ギボシ)だと思います。赤岳の手前に阿弥陀岳があるのですが、この写真では不明瞭でしょう。


 赤岳の付近を、画像処理して奥行きがわかるようにしてみました。手前の阿弥陀岳とその背後の赤岳が区別できると思います。


 南ないしやや東寄りに南アルプスの山々が望めます。


 甲斐駒ヶ岳から仙丈岳までです。
 駒ヶ岳-鋸岳の稜線は駒ヶ岳から北西に延びています。駒ヶ岳−駒津峰−小仙丈岳−仙丈岳−大仙丈岳の稜線は駒ヶ岳から南西に延びています。これらの稜線は山梨県と長野県の県境となっています。


 仙丈岳の右側遠方に塩見岳より南に位置する南アルプスの山々が見えます。悪沢岳は荒川東岳とも呼ばれます。
 塩見岳、悪沢岳(荒川東岳)、赤石岳、大沢岳、聖岳(ひじりだけ)は静岡県静岡市(こんな山奥まで静岡市です)と長野県の境界ないしは境界付近(悪沢岳は静岡市側)にあります。聖岳は大沢岳より南でより遠方に位置しています。
 右端の二児山(ふたごやま)は南信州大鹿村と伊那市の境にある山で、距離的には塩見岳よりもずっと近いところにあります。文字通り2つのピーク、東峰と西峰からなります。


 中央アルプスと木曽の御嶽山(おんたけさん)です。
 茶臼山と大棚入山(おおだないりやま)は、細長く南に突き出た塩尻市と西側の木曽町との境にある山、経ヶ岳(きょうがだけ)と仏谷(ほとけだに)は東側の境界付近の山です。


 中央アルプスの主要部分です。木曽駒ヶ岳は中央アルプスの最高峰です。伊那前岳は主脈稜線上にはなく、宝剣岳から東に伸びる尾根上のピークです。なお駒ヶ岳、中岳、宝剣岳、伊那前岳を含めて全体を木曽駒ヶ岳と総称することもあります。
 山名の読み方:仙涯嶺(せんがいれい)、空木岳(うつぎだけ)、東川岳(ひがしかわだけ)、檜尾岳(ひのきおだけ)、濁沢大峰(にごりさわおおみね)、宝剣岳(ほうけんだけ)


 ほぼ西方に木曽の御嶽山が望めます。剣ヶ峰の付近に噴煙があがっています。肉眼でも確認できました。
2015-11-09 21:29
2015年11月08日(日)
守屋山から(1)
 杖突峠の守屋山登山口(標高約1230m)にある駐車場から歩いて約1時間、守屋山東峰(標高1631m)に立つとほぼ360度の素晴らしい眺望が広がっていました。北アルプスや乗鞍岳の3000メートル級の山々はすっかり真っ白になっていました(2015年11月4日)。

 守屋山東峰から西〜北の眺望です。真っ白な山々が乗鞍岳および北アルプスの山々です。北アルプスは西峰から望むと樹木の先端がちょっぴり前景に入ってしまうので、写真を撮るにはここ東峰からの方がよいです。
 右端の湖は諏訪湖です。後立山(うしろたてやま)連峰とは、富山県と長野県の県境に連なる山々で、白馬岳から針ノ木岳あたりまでです。富山県側から見て立山連峰の背後にあることから、「後立山」と呼ばれます。


 焼岳から常念岳までです。穂高連峰、槍ヶ岳はすでに雪山です。
 霞沢岳(かすみさわだけ)と小嵩沢山(こたけざわやま)は、長野県松本市安曇の島々から上高地への旧道にある徳本峠(とくごうとうげ 標高2135m)の近くの山です。
 蝶ヶ岳は、常念岳から延びている稜線(常念山脈)上のピークです。


 穂高連峰の主要部を拡大します。


 槍ヶ岳の付近を拡大します。


 常念岳から後立山連峰です。白馬岳までは100km近くありますが、よく見えています。
 長野県大町市に位置する餓鬼岳(がきだけ)は、峻険な岩場や崖続きの山であり、一説には「崖岳」がなまったのだそうです。


 燕岳から餓鬼岳のあたりに、立山連峰の龍王岳、雄山、剱岳などが真っ白な頭をちょっぴりのぞかせています。雄山は立山のひとつです。立山とは雄山(おやま)、大汝岳(おおなんじだけ 3015m)、富士ノ折立(ふじのおりたて 2999m)の総称です。
 蓮華岳、針ノ木岳、岩小屋沢岳(いわこやざわだけ)は長野県と富山県の県境に位置します。


 後立山連峰の鹿島槍ヶ岳から小蓮華山(これんげさん)です。鹿島槍ヶ岳は南峰と北峰からなる双耳峰です。白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳を白馬三山と呼びます。小蓮華山は大日岳とも呼ばれるようです。


 乗鞍岳も八ヶ岳と同様に、多くの山々の総称です。岐阜県と長野県にまたがる活火山で、最高峰は剣ヶ峰(標高 3026m)です。摩利支天岳、恵比寿岳、大黒岳、大丹生岳(おおにゅうだけ)、四ッ岳は、手前の小鉢盛山(こはちもりやま 2374m)から鉢盛山(2446m)の尾根の上に白い山頂部だけが見えるだけです。小鉢盛山は恵比寿岳の手前のピーク、その尾根を右にたどった右端の盛り上がりが鉢盛山の山腹です。


2015-11-08 18:06
2015年11月06日(金)
八ヶ岳PA(下り)から
 前日夕方の天気予報が、本州全域が一日中晴れ、と報じていたので、また緊要の用事もなかったので、北アルプス、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳の山々が眺望できる守屋山に登ろうと、中央道を諏訪へ向かいました。途中、八ヶ岳PAに立ち寄りました(2015年11月4日)。

 下りの八ヶ岳PAからは編笠山から権現岳、三ツ頭が真正面に(北に)望めます。東ギボシは、単にギボシとも、権現岳西峰とも呼ばれるようです。西ギボシの標高は推定値です。なお、ギボシ(擬宝珠)とは、欄干の柱頭などにつける飾り物のことで、 山頂の近くに擬宝珠のような石柱が立っていることからついたとか?


 PAの柵際の土手から南に鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)が望めます。右端は北岳です。地蔵岳から甲斐駒ヶ岳までの尾根を早川尾根と呼びます。高嶺(たかね)、白鳳峠、赤薙沢ノ頭は早川尾根上にあります。


 下りの八ヶ岳PAからは、甲斐駒ヶ岳を望むと、照明灯が前景に入ってしまいます。左端は北岳です。
 ミヨシノ頭、アサヨ峰、栗沢山は早川尾根上にありす。摩利支天は駒ヶ岳山頂の近くにある巨大な岩峰です。鋸岳は、標高2685mのピークを第1高点、2675mのピークを第2高点と呼んでいるようです。烏帽子岳は駒ヶ岳−鋸岳の稜線より少し北寄りに、大岩山は烏帽子岳の更に北に位置します。

2015-11-06 15:26
2015年10月28日(水)
西吾妻にて
 裏磐梯から西吾妻スカイバレーを通って山形県米沢市へ、天元台ロープウェイ乗り場より1kmほど入ったところにある新高湯温泉を訪れました。翌日、ロープウェイで天元台高原(標高1350m)へ、そこからリフトを3つ乗り継いで標高1820mまで上がります。そこから吾妻連峰の最高峰の西吾妻山(2035m)を何とか往復しました(2015年10月23日)。晴れてはいたのですが遠方は霞んでいました。
 磐梯山の近くを通っているのに,行くときは濃霧の中、帰りはかすかなシルエットのみで、今回は磐梯山を明瞭に望むことはできませんでした。

 天元台高原からほほ西方の眺望です。東鉢山(とうばちやま)は福島-山形県境に位置する山で、西吾妻スカイバレーは東鉢山から南東1kmの白布峠(しらぶとうげ)で福島県から山形県に入ります。福島県側の東鉢山の南斜面のカーブの連続を「東鉢山七曲り」と呼んでいるようです。小東鉢(ことうばち)は天元台高原のちょうど西、間近にあるピークです。
 米沢市南部にある兜山(かぶとやま)は、山頂から米沢市が一望できるそうです。1601年に上杉家が会津から米沢へ移封した後に、城下を整備するために直江兼続がこの山頂から城下を眺めて基盤整備の町割りを決めたといいます。


 リフトの終点から西吾妻山に向けて40分ほど歩いた所にある梵天岩(ぼんてんいわ 1999m)手前の視界の開けたところから吾妻連峰のめぼしい山々が望めます。
 東大巓(ひがしだいてん)、継森(つぐもり)、中吾妻山は手前にある南北に連なる稜線上のピークです。家形山(いえがたやま)、一切経山(いっさいきょうざん)、前大巓、東吾妻山はその背後に南北に連なる稜線上のピークです。ここから見ても家形山は山容が屋根の形に似ています。昭元山(しょうげんざん)は家形山と東大巓の中間のピークです。昭元山、東大巓、梵天岩、西吾妻山は福島-山形県境に位置します。
 なお一切経山南の大穴火口は噴火警戒レベル2、半径500m以内の立入規制中です。
 また「巓」とは、広辞苑によると、山の頂という意味です。

2015-10-28 20:51
2015年10月04日(日)
高ボッチの山頂から
 高ボッチの駐車場から5分ほど歩いて山頂(標高1665m)に立つと360度の展望が広がっていました(2015年9月30日)。北アルプスの山々は前回の「高ボッチの駐車場から」に載せましたので、ここでは八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、木曽御嶽山を取り上げましょう。

 富士山と八ヶ岳の山々です。蓼科山、北横岳(横岳)、縞枯山、天狗岳(東天狗岳と西天狗岳)は通常、北八ヶ岳と総称します。横岳、赤岳、権現岳、編笠山は南八ヶ岳です。
 富士山がだいたい南東方向、左端の鷲ヶ峰がほぼ東の方向です。鷲ヶ峰は八ヶ岳には含まれません。霧ヶ峰高原のすぐ北に位置するピークです。


 八ヶ岳の北部です。右端の硫黄岳を除き北八ヶ岳の山々です。硫黄岳は南八ヶ岳に含めます。


 南八ヶ岳の山々です。横岳の山頂はギザギザの小ピークがいくつもありますが、奥の院のピーク(標高2829m)が最高です。権現岳(ごんげんだけ)は東峰(2715m)と西峰(ギボシ、2710m)からなりますが、この方向からはほとんど重なってしまいます。


 富士山と南アルプスの山々です。手前は諏訪湖です。ここから見る北岳は左右対称の綺麗な形状です。右端の前聖岳(まえひじりだけ)がほぼ南の方向です。


 南アルプスの主要部を拡大します。南アルプスの主峰、北岳と間ノ岳は、甲斐駒ヶ岳−アサヨ峰−仙丈岳の稜線(山梨県と長野県の境界)の向こう(山梨県側)に位置します。鋸岳は第1高点の標高(2685m)です。すぐ右隣の尖峰が鋸岳三角点のピーク(2607m)です。


 南アルプスの南部です。間ノ岳−塩見岳−赤石岳−大沢岳の稜線は静岡県と長野県の境界です。悪沢岳(荒川東岳または荒川岳)、奥聖岳は境界より少し静岡県側に位置します。奥茶臼山は悪沢岳の西、長野県下伊那郡大鹿村に位置します。


 中央アルプスの山々が南南西ないし南西の方角に見えす。麦草岳、木曽前岳、木曽駒ヶ岳、宝剣岳、空木岳(うつぎだけ)は中央アルプスの主稜線上にあります。経ヶ岳(きょうがたけ)−仏谷(ほとけだに)−坊主岳(ぼうずだけ、写真の範囲にはありません)は中央アルプス北部、塩尻市と伊那の境界の尾根です。


 西南西の方向に、昨年の噴火で多数の登山者が犠牲になった木曽御嶽山がどっしりとした姿を見せています。その最高峰の剣ヶ峰が主峰、摩利支天山、継子岳は外輪山のピークです。王滝頂上は、王滝口登山道と外輪山との合流点です。
2015-10-04 22:14
2015年10月03日(土)
高ボッチの駐車場から
 久しぶりに山が見えそうな晴天となった9月最後の日(2015年9月30日)、長野道の岡谷ICで下りて高ボッチに向かいました。国道20号の高ボッチ入口には標識が掲げられていますが、カーナビが示す入口はそれと異なっており、うっかり通過、しかしカーナビが指示した道は普通車が通れるような道ではありませんでした。山の道に関してはカーナビの指示は適切でないことがけっこう多いので注意が必要です。
 高ボッチの駐車場には昼過ぎに着きました。車を降りると眼前に北アルプスの雄大な眺望が広がっていました。以下の写真は画像処理してコントラストを強調しました。

 まずは槍・穂高連峰です。槍ヶ岳の右に北鎌尾根の独標があります。常念岳、横通岳(よことおしだけ)、大天井岳(おてんしょだけ)の稜線も目だちます。野口五郎岳は大天井岳−燕岳の稜線の背後の山です。


 穂高連峰を拡大します。


 槍ヶ岳の付近を拡大します。大喰岳(おおばみだけ)の右下、手前の山は蝶ヶ岳です(山頂近くの三角点の標高は2664.3m)。


 常念岳から白馬岳まで見えていました。鹿島鑓ヶ岳は双耳のピークをもち、南峰の標高は2889m、北峰は2842mです。北の方はだいぶ霞んでいますので、白馬鑓ヶ岳の山頂付近は石灰岩が多いとのこと、それで白っぽいためか、ピークがわかりにくいです。


 燕岳から蓮華岳の間を拡大しました。ちょっと頭をのぞかせている南沢岳は黒部湖の向こう側に位置します。餓鬼岳の右に立山の大汝山(おおなんじやま)、別山(べっさん)が見えます。

2015-10-03 08:59
2015年10月02日(金)
釈迦堂PAから
 この夏は8月下旬から9月半ば頃までほとんど連日の雨模様、またその後も晴れても山々が眺望できるような晴天はなかったのですが、9月の最後の日(2015年9月30日)、山が望めそうな晴天となりました。早速、中央道へ、例によって釈迦堂PAの遺跡博物館への階段を上がり、山々(南アルプスと奥秩父の山々)を久しぶりに遠望しました。ただし、けっこう霞んでいましたので以下の写真はコントラストを改善しました。

 西方に南アルプスの山々が見えます。日本で2番目に高い北岳、奥穂高岳と並んで3番目の間ノ岳、鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)、甲斐駒ヶ岳です。手前は甲府盆地、甲府の市街地です。


 西南西の方角に荒川岳(悪石岳または荒川東岳、千枚岳)と小赤石岳、赤石岳が見えます。とても霞んでいましたが、画像処理したら山の奥行きも明瞭になりました。


 ほぼ北方に奥秩父の金峰山、朝日岳、北奥千丈岳、国師岳(国師ヶ岳)が見えます。拡大すると金峰山頂の五丈岩が確認できます。手前の小楢山、大沢ノ頭(大沢山)は山梨市牧丘町に位置します。


 国師岳の左方に連なる奥秩父の山々です。トサカは北奥千丈岳から黒金山に到る稜線上のピークです。笹平は、主脈稜線上の木賊山と破風山の間の鞍部です。

2015-10-02 09:49
2015年08月15日(土)
宮島(厳島)
 夏は見晴らしのよい日は少ないのに、眺めのよさそうな晴天の日には都合が悪いことが多く、休業状態でしたので、つなぎの記事です。
 所用で福岡市に行く途中、山陽自動車道の宮島SAに立ち寄りました。かなり霞んでいましたので、間近の宮島(厳島)は見えましたが、その少し先にある江田島はほとんど見えませんでした。

 標高535mの弥山(みせん)は宮島の最高峰です(弥山の三角点は529.8m)。弥山と駒ヶ林(こまがばやし)の間の鞍部に仁王門があります。岩船岳(いわふねだけ)は宮島の南部の山で、登山にはかなりきつい山とのことです。経小屋山(きょうごやさん)は宮島の対岸にある本州の山で、山頂は展望台になっており、車で行けるようです。

2015-08-15 13:29
2015年05月18日(月)
新緑の那須
 4月は雨の日が多かったうえに忙しかったので、山の遠望に出かける機会がありませんでした。連休の喧噪も一息ついた頃、山の相棒と那須に出かけました(2015年5月15日)。ロープウェイの山頂駅から那須岳(茶臼岳)の山頂へ。山頂付近は岩がごろごろしていますが、2本のストックを使って1時間たらずで登りました。
 快晴なのですが、この時期は霞がかかって遠望はまったく望めませんでした。

 途中、那須高原展望台(恋人の聖地)に立ち寄りました。1月に来たときには冬景色でしたが、今は山腹は新緑に包まれていました。
 那須岳とは那須の山々の総称ですが、多くの場合、主峰の茶臼岳の別称です。右端の鬼面山は朝日岳の東に位置する笹藪の密集する山とのことです。
 なお“黒尾谷岳”は「くろおやだけ」、“南月山”は「みなみがっさん」です。


 茶臼岳の山頂から北に続く那須の山々、および北西方向の栃木-福島県境の山々です。朝日岳は岩峰の山です。三本槍岳(さんぼんやりだけ)は那須の山々の最高峰です。
 三本槍岳、流石山(ながれいしやま)、大倉山(おおくらやま)、赤柴山(あかしばやま)、男鹿岳(おじかだけ)は栃木県と福島県の県境に位置します。三倉山(みくらやま)は少し福島県側に入った所にあります。なお大倉山は少し東寄りのピーク(1831m)を、また流石山は三角点(1812.5m)のピークを指すこともあるようです。


 那須岳の御鉢をまわって、峰の茶屋跡避難小屋に向かって下りました。峰の茶屋跡より少し上にある休憩場所から望む朝日岳方面です。
 右寄りにある赤い屋根が峰の茶屋跡避難小屋(標高1720m)です。
 1900m峰は茶臼岳−三本槍岳への縦走路上のピークです。
 縦走路の熊見曽根(くまみそね)から隠居倉(いんきょぐら)を下りると三斗小屋温泉に到ります。


 振り向けば茶臼岳がそびえています。荒々しい活火山の容貌です。山頂の右下に水蒸気あるいは火山ガスが噴出している個所があります。写真の平坦な登山道を右へ行くと、山を回り込んだ付近に火山ガスがもっと激しく噴出している「無間地獄」があります。
2015-05-18 21:13
2015年03月25日(水)
お馴染み 笛吹川フルーツ公園から
 またまた笛吹川フルーツ公園にやって来ました(2015年3月12日)。今回は大菩薩から小金沢連嶺、夕陽の富士山、早朝の天子山地と七面山だけにします。忙しかったので遅れました。

 大菩薩嶺、大菩薩峠から南に連なる尾根を小金沢連嶺といいます。小金沢山はその主峰ですがピークの位置はこの方角からははっきりしません。黒岳のピークも同様に不明瞭です。
 この時期には小金沢連嶺の尾根と、日川を隔てて平行に南北に連なる手前の尾根と明瞭に見分けられます。右端の宮宕山(大滝山とも)は、手前の尾根上のピークです。
 大菩薩峠の下、塩山の市街地に取り囲まれている丘陵地の塩ノ山(三角点の標高552.8m)が目だちます。


 望遠レンズで大菩薩峠をみると介山荘の小屋が確認できます。


 市街地はすでに陽がさしていませんが、富士山は夕陽を受けてほんのりと赤みを帯びています。
 節刀ヶ岳、鬼ヶ岳、王岳は御坂山地の山々で、富士河口湖町と笛吹市の境界に位置します。府駒山、釈迦ヶ岳は御坂山地の主脈稜線の北に位置しますが、これらの山も御坂山地に含まれるようです。
 大栃山は黒駒富士とも呼ばれ、山梨百名山のひとつ。甲府盆地の展望台とのことです。


 翌朝、公園の上の方から、上の富士山の写真の右側です。雨ヶ岳、毛無山は静岡県富士宮市と山梨県身延町の県境の天子山地の山です。大畠山は市川三郷町(いちかわみさとちょう)の四尾連湖(しびれこ、標高880m)の東側の近くの山です。大平山と蛾ヶ岳(ひるがたけ)は山梨県の身延町と市川三郷町の境界にあります。
 七面山の最高点は1989m、山梨県早川町にありますが、三角点(標高1982.4m)の北側に身延山久遠寺の敬慎院があり、この界隈が身延町の飛び地になっています。
2015-03-25 18:08
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