アレッサンドロ・ボルタ |
Alessandro Volta
(Il Conte Alessandro Giuseppe Antonio Anastasio Volta)
(1745-1827)
イタリア北部のコモに生まれる
1775年 静電誘導を用いた「電気盆」(電荷を集める器具,1764年にスウェーデンのヨハン・ヴィルケ(Johan Carl Wilcke)が発明)を改良して世間に広めた. 1782年 微量電気を検出する検電気の発明. 1791年〜 「カルバーニの発見」にヒントを得て,電解質を異なる金属ではさむと電流が流れることを発見した. 1794年 初期の電池“ボルタの電堆”を発明した.
亜鉛と銀の板の間に塩水を含んだ紙をはさんだものをたくさん積みあげた装置である.1800年 世界初の電池“ボルタ電池”を発明した.
正極に銅板,負極には亜鉛板を用い,電解液には硫酸を用いた化学電池である. 電池の発明により連続して電流をとり出すことが可能となり,電磁気学の発展の契機となった.
電圧の基本単位“ボルト”(記号 V)はボルタに由来するもので,国際電気会議で1881年に決められた.