アインシュタイン |
Albert Einstein
(1879-1955)
ドイツ,ウルム(Ulm)に生まれる
1933年ナチズムの迫害を逃れアメリカに移住
光量子仮説,相対性理論の提唱
1905年 この年に発表した3つの論文により19世紀最大の物理学者の地位に.
・光電効果の理論(光量子仮説) ・ブラウン運動の分子運動学理論 ・特殊相対性理論1907年 量子的比熱の理論の提唱. 1915年 アインシュタイン-ド・ハース効果の提唱. 1916年 一般相対性理論の定式化. 1916年 誘導放射,自然放射,吸収に関するアインシュタインの遷移確率の導入. 1917年 重力波の理論. 1921年 主に光電効果の業績によりノーベル物理学賞を受賞. 1924年 ボーズ-アインシュタイン統計. 1932年 アインシュタイン-ド・ジッターの宇宙模型.
アインシュタインの多くの写真が次の Web で見られる.
- http://www-groups.dcs.st-and.ac.uk/~history/PictDisplay/Einstein.html
- http://phys.bspu.by/static/hist/physport/physlist.html#einstein
【注】
アインシュタインの相対性理論は19世紀の物理学を根底からくつがえし,新しい物理的世界観を切り開いた革新的な理論であるのに, ノーベル賞が相対性理論でなく,主として光電効果の業績に対して与えられたわけは,次のような理由によるのだろう.
当時のドイツの政治的な状況下においては,ユダヤ人であり平和主義者であったアインシュタインが,ドイツ国内では“ユダヤ的”と見なされていた相対性理論でノーベル賞を受賞することは,重大な国際紛争を引き起こす可能性があったのではないか.