ヴァル・フィッチ   
   ジェイムズ・クローニン   

「CP対称性の破れ」の発見

Val Logsdon Fitch
(1923-2015)
アメリカ,ネブラスカ州の生まれ


https://ja.wikipedia.org/wiki/ヴァル・フィッチ から

James Watson Cronin
(1931-2016)
アメリカ,シカゴ生まれ


https://ja.wikipedia.org/wiki/ジェイムズ・クローニン から


1964年 ヴァル・フィッチとジェイムズ・クローニンは共同で,中性K中間子がπ中間子に崩壊するときに 0.1% ほどの確率でCP対称性を保存しない崩壊があることを発見した.この「CP対称性の破れ」は小林誠らによる「小林・益川理論」によって理論づけられた.
1980年 「CP対称性の破れ」の発見によりヴァル・フィッチとジェイムズ・クローニンは共同でノーベル物理学賞を受賞した.


“CP対称性”
 CP対称性の C は荷電共役変換(charge conjugation transformation 粒子→反粒子,反粒子→粒子の変換)、P はパリティ変換(parity inversion transformation 鏡像への変換)を意味し、C変換とともに P変換を行うとき、物理系の法則が不変であるなら CP対称性を持つという。

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