小林誠 ,益川敏英   


“小林・益川理論”を提唱

Makoto Kobayashi (1944- )
愛知県名古屋市生まれ

https://ja.wikipedia.org/wiki/小林誠_(物理学者) から

Toshihide Maskawa (1940- )
愛知県名古屋市生まれ

https://ja.wikipedia.org/wiki/益川敏英 から


1973年 小林誠氏と益川敏英氏は共同で“小林・益川理論”を提唱.これは、クォークが3世代(6種類)以上あれば「CP対称性の破れ」が説明できるというもの.

 クォークは当時まだ3つしか見つかっていなかったが、1974年に第2世代のチャームクォークが、1977年に第3世代のボトムクォークが、1995年に第3世代のトップクォークが発見され、2001年には巨大加速器を使ってB中間子の崩壊過程における「CP対称性の破れ」が実証された。

2008年 “小林・益川理論”による物理学への貢献でノーベル物理学賞を受賞(小林誠氏および益川敏英氏と、南部陽一郎氏との共同受賞).

 “小林・益川理論”は現在では素粒子物理学の基礎となる「標準理論」として認められている。
 宇宙における“物質”と“反物質”の不均衡の根源は、素粒子の世界における粒子と反粒子の振る舞いの違い「CP対称性の破れ」にあると考えられている。

*「CP対称性」については フィッチ&クローニン に簡単な説明がある.
*「CP対称性の破れ」については 南部陽一郎 に簡単な説明がある.

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