フラウンホーファー |
Joseph von Fraunhofer
(1787-1826)
ドイツ Bavaria の Straubing の生まれ
肺結核あるいは重金属中毒で39歳で死亡
(重金属中毒は当時のガラス職人の職業病)
1814年 自作したプリズム分光器を使って太陽スペクトルにおける暗線(フラウンホーファー線)を発見。暗線自体はイギリスのウォラストン(W. H. Wollaston 1766-1828)が1802年に発見していたが、彼とは独立に暗線を発見、570本余の暗線の波長を計測し、主な暗線に記号をつけたので、フラウンホーファー線と呼ばれている。 1817年 太陽スペクトルの暗線を基準にしてガラスの屈折率を測定、光学技術の進歩に貢献。 1819年 天文台の屈折望遠鏡用の有効口径24.4cm、焦点距離432cmの対物レンズを製作。 1819年 金メッキしたガラス板に 300本/mm の平行線を刻んだ回折格子を製作し、光の回折現象を研究、光の波動説を支持した。なお回折格子を1785年に最初に作ったのは David Rittenhouse(1732-1796)、彼が作った回折格子は約100本/inch であった。 1821年 はじめて回折格子を使って光(スペクトル線)の波長を測定。