アッベ |
Ernst Karl Abbe
(1840-1905)
ドイツ アイゼナハ (Eisenach) の生まれ
物理学者、天文学者、数学者、実業家。
1866年 ドイツの光学機器製造会社カール・ツァイス社の研究所長に就任。
数々の光学機器の開発、性能向上に貢献。1886年 色収差を補正した顕微鏡レンズを発明。 1870年 顕微鏡の照明に使われる集束レンズを発明。 1871年 臨界角方式の屈折計(アッベ屈折計)を開発。 1873年 顕微鏡の解像度の限界を与える式を発見して発表。 1879年 Otto Schott と協同で多くの高屈折率光学ガラスを開発。 1886年 色収差を大幅に改善した顕微鏡の対物レンズを発明。
★アッベの原理を提唱
計測の精度向上のためには測定対象と基準となる物質を同一軸上に配置する必要があるという原理。寸法設計装置製造のガイドラインとなる原理である。
★アッベ数(Abbe's number)を定義
光学ガラスなどの透明体の色分散(屈折率の波長による変化)を評価する指標で、 アッベ数が大きいことは色分散が小さい(屈折率の波長変化が小さい)ことを意味する。