マイケルソン  

Albert Abraham Michelson
(1852-1931)
ポーランドのストシェルノ(Strzelno)生まれのアメリカ人


https://ja.wikipedia.org/wiki/アルバート・マイケルソン から

光速度の精密測定を行う

1878年 光速度の精密測定に取り組み、ほぼ生涯にわたって続ける。
1883年までに 299,853±11 km/s を得た。
1924年には 299,796±4 km/s を得た。
1881年 「マイケルソンの干渉計」を発明。
マイケルソン干渉計は長さの精密測定に使われる。1916年にアインシュタインによって予言されていた重力波が2015年に発見されたが,その観測に使われた検出装置は基本的にはマイケルソン干渉計である。
1887年 エドワード・モーリー(Edward Williams Morley 1838-1923)と共に「マイケルソン-モーリーの実験」を行う。
地上の観測者は地球の公転速度(約30km/s)で運動しているので、公転速度の方向に進行する光と公転速度とは逆方向に進行する光とでは速度に約60km/sの差があると考えて光速度の測定を行ったが、速度の違いは観測されなかった。光速度は観測者がどのような運動をしていようと一定であるということになり、後のアインシュタインの特殊相対性理論の根拠となった。
1907年 「干渉計の考案とそれによる分光学および計量学の研究」によりアメリカ人として初めてノーベル物理学賞を受賞。

★参考
 現在では真空中の光速度は 299,792.458 km/s と定義されている。これにより 1 m の長さは、光が真空中で 1/299792458 s の間に進む距離ということになる。

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