2014年12月25日(木)
八王子セミナーハウスから
 所用で八王子セミナーハウスを訪れました。まだ午前9時前、富士山と丹沢の山々が眺望できました。ただし樹木の枝に邪魔されないで望める場所は少なく、見晴らしのよい場所を探してあちこち歩きまわりました(2014年12月23日)。

 富士山の手前の山は、山梨県と神奈川県の境にある大室山(おおむろやま)です。
 塔ノ岳−丹沢山−不動ノ峰−鬼ヶ岩ノ頭−蛭ヶ岳(ひるがたけ)−袖平山(そでひらやま)−黍殻山(きびがらやま)−焼山(やけやま)の尾根は丹沢主脈、蛭ヶ岳−檜洞丸(ひのきぼらまる)−大室山の稜線は丹沢主稜と呼ばれています。丹沢主稜は、檜洞丸の山頂付近と大室山を除いて丹沢主脈の背後となります。加入道山(かにゅうどうやま)は西丹沢のはずれです。主脈より手前にある三角形の山は榛ノ木丸(はんのきまる)です。


 富士山を拡大します。まぶしいくらいに白く輝いていました。


 蛭ヶ岳(ひるがたけ 1673m)は丹沢山地の最高峰です。
 塔ノ岳−日高(ひったか)−竜ヶ馬場(りゅうがばんば)−丹沢山−不動ノ峰−鬼ヶ岩ノ頭−蛭ヶ岳は丹沢主脈です。左縁は塔ノ岳(1491m)の右山麓です。
 榛の木丸(はんのきまる)は主脈からはずれた“裏丹沢”の山です。


 今までの場所からは、東丹沢の大山(おおやま)は樹木の枝越しになるので、場所を変えました。大山の背後のヤビツ峠から二ノ塔、三ノ塔、新大日(しんだいにち)を経て塔ヶ岳に到る尾根は丹沢表尾根と呼ばれます。右縁は塔ノ岳の左山麓になります。
 西沢ノ頭は大山の北尾根上のピークです。
2014-12-25 10:35
2014年12月20日(土)
笛吹川フルーツ公園から
 勝沼界隈はときどき訪れます。というわけで、おなじみの笛吹川フルーツ公園からの眺望です(2014年12月15日)。

 フルーツ公園の第一駐車場前からのパノラマです。左端の高芝山と大菩薩嶺の間の谷あいを青梅街道が通っています。甲州高尾山の麓にJR中央線の「勝沼ぶどう郷」駅がありまあす。笹子雁ヶ腹摺山の右あたりに笹子峠があります。笛吹市の京戸山はどっしりとした山容、御坂黒岳はスマートな山容です。富士山は七合目から上だけですが、すでに真っ白です。毛無山を中心とする天子山地はシルエットだけです。右端遠方にかなり霞んでいますが、七面山が頭を出していることに気がつきました。


 大菩薩方面は午後の陽を受けて明るく見えます。


 大谷ヶ丸、滝子山に続く小金沢連嶺の主要部分は、宮宕山、棚横手山、甲州高尾山の尾根の背後に隠れてしまいます。


 左の方に特徴的な3つのピークがありますが、左のピークがお坊山、右のピークが米沢山です。中ほどに笹子雁ヶ腹摺山と日影雁ヶ腹摺山(岩崎山)がありす。右端は京戸山(1439m)へ到る尾根です。


 富士山の方面です。大栃山(1415m)は山梨百名山の1つで、甲府盆地が一望できるそうです。標高が少し高い神座山(1474m)は大栃山の背後になるようです。ともに笛吹市にあります。


 天子山地です。毛無山の標高(1964m)は最高点です(三角点は1946m)。1904mのピークは無名峰です。左の滝戸山も甲府盆地が一望できる山梨百名山の1つで、笛吹市と甲府市の境界にあります。

2014-12-20 10:06
2014年12月04日(木)
双葉SAの展望台から
 帰りがけに双葉SAに立ち寄り、地上14mの展望台に登ってみました(2014年11月27日)。展望台は下り線のサービスエリアにありますが、上り線からも行くことができます。午後1時を過ぎた頃で、八ヶ岳の山頂付近は雲に覆われていましたが、富士山、甲斐駒ヶ岳の方面はよく晴れていました。

 富士山の右側です。三方分山(甲府市、身延町、河口湖町の境界)の手前に釈迦ヶ岳(甲府市、身延町、市川三郷町の境界、標高1271m)があるのですが、ほとんど重なっており、確認できません。この釈迦ヶ岳からアンバ峠、大平山、蛾ヶ岳(ひるがたけ)への稜線は身延町と市川三郷町との境界です。蛾ヶ岳の向こうに天子山地の毛無山、雨ヶ岳の山々が見えます。毛無山の標高は三角点(1945m)でなく最高点です。


 富士山の左側です。御坂山地の王岳、鬼ヶ岳、節刀ヶ岳、黒岳、御坂山を通る稜線は河口湖町と笛吹市の境界です。釈迦ヶ岳(1641m)はこの稜線より手前、笛吹市側です。御巣鷹山は三ッ峠(木無山、開運山、御巣鷹山)の1つです。京戸山は笛吹市の山です。お坊山は甲州市と大月市の境界にあります。


 笹子峠(笹子雁ヶ腹摺山の右の鞍部のあたり)の方面を拡大します。清八山(せいはちやま)、本社ヶ丸(ほんじゃがまる)は御坂山地の稜線の延長上にあります。雲母山は笛吹市と甲州市の境界にあります。笹子雁ヶ腹摺山の下あたりをJR中央線や中央道、甲州街道の笹子トンネルが通っています。滝子山の標高は最高点の値です。浜立山(はまたてやま)は滝子山の西尾根上のピークです。
 写真の下側、中央付近が甲府市の中心街です。やや左よりの白い高層ビルは山梨県で最も高い「セインツ25」です。浜立山の下、小高いところにドーム状の建物がありますが、愛宕山の山梨県立科学館です。(写真を左クリックして拡大して見てください。)


 南アルプスの方面ですが、鉄塔が目障りです。地蔵岳と農鳥岳がさえぎられて見えません。


 甲斐駒ヶ岳は、展望台からその勇姿を眺めることができます。この方向からは鋸岳のピークは不明瞭です。黒戸山は甲斐駒黒戸尾根上の、大岩山は日向八丁尾根上のピークです。


 展望台を下りて店舗の前で鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)が見えるところを探しました。たまたま地蔵岳の上に飛行機雲?が写っていました。ちょっとピントが甘いですが。


 白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)を通る南アルプスの主脈尾根の見えるところを探しました。稜線上の西農鳥岳、農鳥岳、広河内岳(ひろごうちだけ)、大籠岳(おおこもりだけ)が確認できます。濃い三角形のピークは大唐松山(おおからまつやま)です。
 広河内岳のすぐ下(やや左より)の薄いピークは高谷山(たかたにやま)で、この尾根を右にたどると、大唐松山の下あたりが夜叉神峠(やしゃじんとうげ 1770m)です。

2014-12-04 10:51
2014年12月02日(火)
平沢峠の獅子岩から
 平沢峠は清里・野辺山界隈の絶景スポットです。峠の駐車場のすぐ近くにある獅子岩(標高1454m)の上に登って眺望を楽しみました(2014年11月27日)。ちょっと残念だったのは赤岳と権現岳の付近にかかっていた雲がとれなかったことです。

 獅子岩から南〜西〜北西方面のパノラマです。八ヶ岳の広大な山麓が広がっています。南アルプスはシルエットです。


 八ヶ岳の主峰赤岳と権現岳です。横岳の山頂付近にはいくつもの小ピークが並んでいます。最高のピーク(2829m)は八ヶ岳最高峰の赤岳に次ぐ高さです。三叉峰(さんしゃほう)は佐久方面へ延びる杣添尾根(そまぞいおね)の起点です。
 手前の2つのピーク、牛首山と扇山は赤岳の真教寺尾根のピークです。


 南アルプスの山々です。雨乞岳、白岩岳、釜無山は、入笠山(八ヶ岳の山裾に隠されます)から鋸岳へ続く尾根上の山です。この尾根は長野県の伊那市と富士見町の境界線です。この尾根が八ヶ岳の山麓と交わるところに中央アルプスの木曽駒ヶ岳が真っ白な山頂を覗かせています(次の写真を参照してください)。
 なお鋸岳の右の編笠山(2514m)は八ヶ岳南部の編笠山(2524m)とは別の山です。


 中央アルプスが見える付近を拡大します。木曽駒ヶ岳と中岳(木曽駒ヶ岳と宝剣岳の中間のピーク)が確認できます。木曽駒ヶ岳の手前、緩やかな山頂の程久保山(ほどくぼやま)は釜無山から入笠山(1995m)へほぼ南北に続く尾根の中間付近の山です。


 甲斐駒ヶ岳と鋸岳の付近を拡大し、コントラストを向上させました。甲斐駒−鋸岳の稜線上の三ツ頭(2580m)はちょうど烏帽子岳の向こうになります。
 鋸岳第1高点の右下に、甲斐駒の日向八丁尾根の中間に位置する大岩山(2319m)の尖った山頂が認められます。
 甲斐駒摩利支天と栗沢山との間の切れ目に見えるのは仙塩尾根(仙丈岳から塩見岳へ続く尾根)です。


 南アルプスの最高峰の北岳と2番目の間ノ岳、これらのピークを通る尾根の北端の小太郎山、および鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)です。
 北岳の手前に連なる尾根は、高嶺(たかね、たかみね)から赤薙沢ノ頭(あかなぎさわのかしら)、広河原峠を経てアサヨ峰、栗沢山へ到る早川尾根です。


 鳳凰三山から大崖頭山(おおがれあたまやま)に到る尾根です。


 八ヶ岳の反対側に目を転じると奥秩父の金峰山から小川山への稜線(山梨・長野県境)があります。いくつもの岩峰をもつ独特の山容の瑞牆山(みずがきやま)が見えます。間近のピークは木賊ノ頭(とくさのかしら)です。小川山−信州峠−木賊ノ頭の尾根は山梨県と長野県の県境です(木賊ノ頭のピークはわずかに長野県側)。
2014-12-02 11:27
2014年12月01日(月)
八ヶ岳高原大橋から(4)
 八ヶ岳の眺望を期待して甲府から平沢峠へ向かいました。その途中、例によって、八ヶ岳高原大橋の東端にある駐車場に立ち寄りました(2014年11月27日)。

 八ヶ岳の主峰、赤岳です。前日、里は雨でしたから高い山では雪だったでしょう。純白が映えています。山頂のすぐ右に赤岳頂上山荘が確認できます。残念ながらこの時は権現岳の方面は雲に覆われていました。
 横岳の山頂付近にはギザギザとした小ピークが並んでいます。三叉峰(さんしゃほう)そのひとつです。
 手前の牛首山と扇山は、赤岳への真教寺尾根コースにあるピークです。標高2280mは牛首山三角点のピークです。次のピークの扇山も、ときどき牛首山と呼ばれるようです。


 橋の上に南アルプスの山々が連なっています。鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)から甲斐駒ヶ岳に到る早川尾根の向こうに間ノ岳、北岳、小太郎山が望めます。甲斐駒ヶ岳−鋸岳の稜線は長野県と山梨県の県境ですが、烏帽子岳は稜線より少し山梨県側のピークです。なお鋸岳の標高は第1高点の値です。
2014-12-01 11:34
inserted by FC2 system